介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
社会福祉援助技術 問34

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問題

介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 社会福祉援助技術 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

クラブ活動に関する次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
介護老人福祉施設U苑のK介護福祉士は、手芸クラブに参加するいつものメンバー(女性6名)に声をかけ、 去年知事賞を受賞した作品展への出展に向け活動を始めた。欠席するメンバーもなく取り組みは積極的であった。 ところが活動半ばころから個々のメンバーに対する不平不満の声が聞こえてきた。
丁寧な作業ぶりだがペースの遅いLさんへの批判にK介護福祉士は戸惑い、対応できずにいた。不満は解消され なかったが何とか一緒に作業を続けてきた。
出展時期が迫ってきたところ、メンバーの不満の矛先が最も熱心に参加し強引なリーダーシップを取るMさんに 向けられてきた。Mさんの威圧的口調は気になったが作品の完成にかかせない存在なので、この場面でもメンバ ーの不満に対処できずにいた。出展作品の完成後、クラブ活動は休止したままになっている。

【問題】
手芸クラブ活動の休止中に、K介護福祉士が配慮すべき事項に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

手芸クラブは、介護士主体で行っているのではなく、参加者が主体となって行っている活動です。
活動の再開を望む声がある場合、介護士が勝手に活動再開を宣言するのではなく、まずは再開するのかどうか、再開後どのような活動にしていくのかを参加者で話し合える場を設ける程度に留めるべきです。

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02

1、× 休止中であっても、活動の記録、休止した理由を評価していく必要がある。今後の活動に生かしていくことが重要。

2、× 活動の再開に向け、今後の方針についてメンバー全員で話し合っておく必要がある。

3、〇 今後の活動について話し合っていく必要がある。

4、× グループの活動については、勝手に解散してはならない。メンバー全員で話し合う必要がある。

5、× 今後の活動については施設内で話し合い検討していく必要がある。

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03

正解【3】
援助者は、活動が休止に至っている要因をアセスメントしていく必要があります。

活動再開に関しては、今後も継続していくのか終了とするのかを、リーダー的な人物の意見だけではなく、参加者全体での話し合いが必要になります。また、休止に至った要因や、今後の方向性が定まっていない現状で、新たに生活相談員に引き継ぐことは不適切です。

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