介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
老人・障害者の心理 問42

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

1、× 青年期に、「自我同一性の確立」が著名になる。
補足:自我同一性とは、「自分とは何か」「自分は何になりたいのか」ということ。このことを確立することが青年期に課せられている。

2、〇 喪失体験を引き起こす原因の1つに定年退職がある。老年期にはいろいろな喪失体験をしている。「友達が亡くなる」「夫(妻)がなくなる」なども含まれる。

3、× 経験や体験により構築される結晶性知能は、60歳まで徐々に高まるが、その後は緩やかに低下していく。
補足:流動性知能とは、新しい状況への適応やこれまで会ったことのない問題への対処をする際に用いられる能力のこと。この能力は老化とともに減退していく。

4、× 感覚機能は、感覚器官で瞬間的に保持された記憶である。短期記憶・長期記憶へ変換されなければすぐに失われる。
補足:●感覚記憶とは一瞬の記憶のこと。なのですぐに忘れてしまう記憶のこと。
●短期記憶とは、10秒くらいの記憶のこと。数字でいえば、ふつう7つ前後ぢか覚えられない。
●長期記憶とは、覚えてはすぐに忘れ、また覚える。繰り返すうちに忘れなくなること。

5、× 老いを自覚することにより、他方への積極的な交流が減少する。

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02

正解は 2 です。

定年退職は、会社に勤める人の多くが経験する当たり前の事ですが、何十年もかけて培ってきた技術や人脈や功績などを年齢を理由に強制的に無へと返される、という見方も出来ます。
ずっと真面目に仕事一筋でやってきた人は、こうした喪失体験から認知症を引き起こしたりする場合も少なくありません。

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03

正解は【2】
喪失感を引き起こす原因には、定年退職の他にも近しい人との死別、自信の喪失などもあります。

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