介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
老人・障害者の心理 問43
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問題
介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 老人・障害者の心理 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢期のうつとその対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 身体症状とうつ病は関連性が少ない。
- 自殺につながる危険性は少ない。
- 意欲を高めるように周囲が励ます。
- 症状の回復後、仕事や家事への早期復帰を促す。
- 疲れたら休息を促し様子を見る。
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この過去問の解説 (3件)
01
高齢期か否かに関わらず、うつの人に対しての接し方はほとんど同じですが、うつの原因となる悩みは高齢期特有のものもあります。
例えば足腰が弱らないように日課にしている散歩を必要以上に課してしまい、それを苦痛に感じてうつになる人もいますし、ボケないようにと家族に強要されて老人会に入ったものの合わない人がいて、心を病んでしまったりという事もあります。
大切なのは何事にもゆったりとした気持ちで取り組み、時には休んで心身ともに静養出来るような心構えと環境を作っていく事です。
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02
2、× うつと自殺の関連性は密接である。うつは自殺に結びつきやすいので注意が必要。とくに高齢者のうつは自殺につながる危険性が高い。
3、× うつに対しては、安易な励ましは逆効果であるため適切ではない。その人なりに頑張っているため励ましは禁物である。
4、× うつの高齢者には症状が回復しても、早急にいろいろなことを勧めてはならない。
5、〇 うつの人には休息を十分にとってもらうことが大切である。疲れたら休息を促し、休んでもらうことが大切
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03
老年期うつ病は、環境の変化、精神的要因、身体疾患が原因で発症します。自殺につながる危険があるため、注意が必要です。
対応としては、励ましの言葉は控え受容的な態度をとることや、全身の観察と身体ケアを行います。動けなかったり、疲れやすかったりしますが、無理に動くように促したり先を促さず、休息をとって様子をみます。
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