介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
家政学概論 問53

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問題

介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 家政学概論 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

次の食品の内、嚥下障害のある高齢者にとって最も注意が必要なものを一つ選びなさい。
  • 豆腐のあんかけ
  • 煮こごり
  • バナナペースト
  • カステラ
  • アイスクリーム

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

カステラは水分量が少なく、健康な人でさえ口の中の唾液だけでは十分に柔らかく出来ない事がある為、嚥下障害のある人には不向きな食品と言えます。
本人の大好物で、QOL向上の為に何とか食べさせたいような場合には、小さくちぎって少しずつ食べる、牛乳に浸しながら食べるなどの対応を取る事で摂取が可能になる事もあります。

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02

1、× 豆腐のあんかけは柔らかく、とろみもあるため、嚥下障害のある高齢者には適している。

2、× 煮こごりのようにゼリー状のものは、嚥下障害のある高齢者に適している。

3、× バナナペーストのようにペースト状のもは嚥下しやすいため適している。

4、〇 パンやカステラは、唾液と混ざることにより粘性が高くなる。食魂となりやすいため、嚥下障害のある方には適さない。窒息の危険が高い。

5、× アイスクリームは口腔内で溶けるので嚥下障害があっても適している。


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03

正解は【4】

誤嚥しやすい食品には、「水・お茶・味噌汁などの水分」、「パンなどのぱさぱさしたもの」、「こんにゃくなどの噛みにくいもの」、「餅やのりなどの口の中に付着するもの」などがあります。この問題の中では、ぱさぱさしたものの一つであるカステラが最も誤嚥しやすいと言えます。

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