介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
精神保健 問69

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問題

介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 精神保健 問69 (訂正依頼・報告はこちら)

精神疾患患者の治療や社会復帰に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
  • 社会生活技能訓練(SST)は、行動療法理論に基づいて行なわれる。
  • 日常生活の管理は、患者に一任する。
  • 長期入院治療後は保健所が介入しなければならない。
  • 抗精神病薬は、統合失調症の症状があるときだけ服用する。
  • 睡眠薬の内服は、病状を悪化させる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

1.○

2.× 精神疾患患者への治療では医師や周りの介入が望ましいことがあります。すべてを患者に一任することはできません。

3.× 長期入所していた人が地域での生活にスムーズに移行できるよう支援する法が創設されましたが、保健所が介入しなければならないことはありません。

4.× 抗精神病薬は向精神薬の一種です。主に統合失調症の治療に使用されますが鬱などの治療薬としても使用されます。

5.× 精神疾患が「不眠症」の場合は主に睡眠薬を使用します。また、鬱などの症状の際も睡眠薬を使用し、必要な睡眠時間を確保することもあります。

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02

正解は1です。
精神疾患患者の治療および社会復帰には、患者本人の努力だけでなく家族や社会の温かい助けが必要となります。

抗精神病薬および睡眠薬の内服は、医師の指示通り行う必要があります。調子が良いからと言って自己判断で断薬や休薬を行うとかえって病状が悪化します。
定期的な服薬の管理も含め、日常生活の管理にも周囲の介入が望ましいです。

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03

正解は【1】

社会生活技能訓練(SST)は行動療法に基づいた訓練です。精神に障害をかかえた人が社会で生活していくために、対人関係を良好に維持する技能を身につけ、生活の質を高め再発を防ぐことを目的としています。

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