介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
精神保健 問70
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問題
介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 精神保健 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
睡眠障害に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
- 睡眠障害の多くは遺伝性である。
- 早朝覚醒には、早い時間の就寝が有効である。
- 睡眠時無呼吸症候群は、痩せ型の人に多い。
- 不眠症は、うつ病では見られない。
- 加齢に伴い、不眠症は増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
睡眠障害に遺伝が関与しているケースは少ないといわれています。
加齢に伴い、熟睡感をもたらす深い眠り=ノンレム睡眠が減少します。また体内時計の乱れなども重なり、睡眠の質は低下します。
睡眠時間自体は高齢者の方が長いので、早朝覚醒対策には起きている時間を長くし、就寝時間を少し遅らせる方が適しています。
睡眠時無呼吸症候群は、やせ形ではなく肥満に多いい病気です。生活習慣病と密接に関係しているといわれており、適切な治療で改善する疾患です。
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02
1.× 睡眠障害は食習慣やストレス、運動不足などの生活習慣や環境によって起きやすいと言われ、遺伝は関係ありません。
2.× 早期覚醒は思っているより1~2時間前に目が覚めてしまう、再度寝ようとしても眠れない状態、または眠れたとしても、深い眠りに入れない状態を言います。高齢者に多くみられ、女性より男性に多い睡眠障害です。
早く目覚めるからといって早めに眠ると早寝の習慣が付き、さらに早朝に目が覚めてしまい症状が悪化する可能性があります。
3.× 睡眠時無呼吸症候群は肥満体の人に多い。
4.× 鬱病の方の8割以上に不眠症状が現れると言われています。
5.○
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03
不眠症は、加齢に伴い増加します。加齢により眠りが浅くなり、頻回に目を覚ます中途覚醒を起こしたり、体内リズムのずれによって起こる早期覚醒も見られるようになってきます。他にも、ストレスや体の痒みなど、加齢に伴い不眠は増加します。
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