介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
介護技術 問94

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問題

介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 介護技術 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

脳梗塞の後遺症がある利用者に関する次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Eさん(70歳、女性)は、5年前に脳梗塞となった。右片麻痺の後遺症があり、2年前から介護老人福祉施設に入所して いる。移動は車いすを使用し日中はトイレ、夜間はポータブルトイレで介助を受けながら排泄し、失禁はなかった。娘 が頻繁に面会に来ていたが、半年前からがんの治療のため、面会に来る事ができなくなった。そのころからEさんの活 気がなくなってきた。食事はスプーンを使用し自立しているが、次第に食事量が少なくなってきている。もともと風呂 好きであったが、最近入浴を拒みがちである。また、日中でもベッドで眠っている事が目立ち、行事への参加を促して も「いやです」と言う。

【問題】
娘さんが来なくなり、Eさんは最近「生きていてもしょうがない」と言うことが多くなってきた。このようなEさんへの 対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 「元気出しましょうね」
  • 「娘さんの病気が心配ですね」
  • 「お風呂に入って気分転換しませんか」
  • 「まず体の状態をよくしましょう」
  • 「そんなこと言わないでください」

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。
最愛の娘さんの病気を心配するあまり、もしかしたら少しうつ的になっているかもしれないEさんに対し、共感的に接するのは極めて重要です。

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02

落ち込み活気をなくしているEさんに対しては、励ましの言葉や、気分転換の声掛けよりも、本人に寄り添えるよう話しを聞くなどの対応を取り、様子観察を行うことが適切です。
そのことからも、②が正解となります。

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03

正解は「2」です。
無理な励ましや気分転換を行うより、本人に寄り添うような声掛けが必要です。また、話題をすり替えことも適切ではありません。

参考になった数7