介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
形態別介護技術 問112
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問題
介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 形態別介護技術 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
消化管ストマを造設している高齢者に関する次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や 身の回りの事ができていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画 鑑賞にもよく出かけていた。Hさんは、元来几帳面(きちょうめん)な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと 努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴しなくなっ た。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
【問題】
次のうち、Hさんの通常の便の性状として、適切なものを一つ選びなさい。
【事例】
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や 身の回りの事ができていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画 鑑賞にもよく出かけていた。Hさんは、元来几帳面(きちょうめん)な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと 努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴しなくなっ た。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
【問題】
次のうち、Hさんの通常の便の性状として、適切なものを一つ選びなさい。
- 液状便
- 液状便~粥状便
- 粥状便~軟便
- 軟便~固形便
- 硬便
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この過去問の解説 (3件)
01
人工肛門(ストマ)をどの位置につくるかにより、便の性状は異なります。下行結腸ストマでは、軟便~固形便がみられます。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→回腸ストマの場合の便の性状です。
2→上行結腸ストマでの便の性状です。
3→横行結腸ストマでの便の性状です。
5→硬便は、便秘の症状です。
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02
人工肛門(ストマ)は、どの位置につくるかによって、便の性状が異なります。これは、大腸が水分を吸収する器官であるためです。ストマの位置が肛門に近いほど、便は有形に近くなり、硬さも増します。
回腸(液状便)
↓
上行結腸(液状便~粥状便)
↓
横行結腸(粥状便)
↓
下行結腸(粥状便)
↓
S状結腸(軟便~固形便)
となり、正しい組み合わせは4となります。
硬便は便秘で見られるもので、ストマでは通常見られません。
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03
下行結腸ストマでは、軟便~固形の便が排出されます。
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