介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
社会福祉概論 問5
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 社会福祉概論 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
平成19年の社会福祉士及び介護福祉士制度の見直しに関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
- 介護福祉士の定義規定の条文では、従来の「入浴、排せつ、食事その他の介護」から「心身の状況に応じた介護」に改められた。
- 介護福祉士の養成施設等の教育内容が見直されることとなった。
- 個人の尊厳の保持や利用者の立場に立った日常生活における自立支援など、「誠実義務」が新たに規定された。
- 福祉サービス及び保健医療サービス等の様々な関係者との連携など、「連携」について見直された。
- 「資質の向上の責務」が義務付けられ、一定期間後に資格の更新が必要となった。
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この過去問の解説 (3件)
01
平成19年の見直しでは、資質向上の責務として、「社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。」というものが加わりました。ただ、この文には設問にあるような「一定期間後に資格の更新」というのは書かれていません。
各選択肢については以下のとおりです。
1→改正前は「専門的知識・技術をもって、入浴、排せつ、食事その他の介護等を行うことを業とする者」という定義でしたが、見直し後は「専門的知識・技術をもって、心身の状況に応じた介護等を行うことを業とする者」になりました。
2→それまでは、養成校で単位を修め、卒業と同時に介護福祉士の資格を与えられていましたが、平成24年から養成施設2年以上、1800時間程度を経たうえで国家試験を受験となりました。
3→設問のとおりです。
4→見直し前は「医師その他の医療関係者との連携を保たなければならない」であったものが、「その担当する者に、認知症であること等の心身の状況その他の状況に応じて、福祉サービス及びこれに関連する保健医療サービスその他のサービスが総合的かつ適切に提供されるよう、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携を保たなければならない。」と変わりました。
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02
平成19年の見直しでは、「社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。」とされましたが、「一定期間後に資格の更新」とまでは定められていません。
介護に関わる資格において、更新が必要となる資格には、介護支援専門員(ケアマネジャー)があります。
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03
「資質向上の義務」が加わったが、これは、資格取得後の自己向上を求めたものです。一定期間の資格更新はなく、環境の変化や業務内容に適応するために、自らが知識及び技術の向上に努めなければならない、としました。
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