介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
老人福祉論 問11

このページは問題個別ページです。
正解率や解答履歴を残すには、「条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。
老人保健施設(介護老人保健施設)は医療法、介護保険法の両方で定義されており、選択肢3のとおりです。

各選択肢については以下のとおりです。
1→社会的入院とは、医療的な観点からは退院の対象である方であっても、その患者の家庭の事情(一人暮らしで看病してくれる人がいないなど)から入院をしている状態のことを指します。療養病床は医療法で規定されているものと介護保険法で規定されているいわゆる介護型のものとあります。この療養病床ができる以前から、社会的入院は問題になっていました。
2→社会的入院は1の解説で述べたように、医療的ケアよりもそれ以外の点で入院を余儀なくされています。よってこの選択肢は不適切です。
4→訪問介護は、身体介護や生活援助です。医学的管理というよりは、日常生活の支援です。
5→介護療養型医療施設は、介護保険施設であり、医療法に基づく病院でもあります。

参考になった数31

02

正解は「3」です。

1 ×…社会的入院とは、治療の継続の必要がないにも関わらず、家庭環境などの理由から退院できずに入院が長期化してしまう状態をいいます。介護保険の施設サービスが整備される以前から社会問題となっていました。

2 ×…社会的入院は医療面ではない問題で入院している状態であるため、この選択肢は適当ではありません。

3 ○…介護老人保健施設は、医療的なケアと日常生活の支援を受けつつ、リハビリテーションを行って在宅復帰を目指す施設です。退院後、すぐには自宅に戻ることが困難な高齢者の受け皿としての機能があります。

4 ×…訪問介護は、入浴や排泄などの身体介護や、調理、洗濯、掃除といった生活援助を行います。医学的管理に基づくのは「訪問看護」です。

5 ×…介護療養型医療施設は、介護保険施設ですが、病院でもあります。

参考になった数16

03

正解は3です。

老人保健施設は、1986年、老人保健法の改正により創設されました。
老人保健施設では、医学的管理のもと、介護やリハビリ、必要な医療などが行われます。
また、2000年の介護保険制度に伴い「介護老人保健施設」と名称が変わりました。

参考になった数14