介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
社会福祉援助技術 問29

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問題

介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 社会福祉援助技術 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

次の人物とその業績等に関する組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
  • アダムズ(Addams.J)-----------------トインビーホールの初代館長
  • バーネット(Barnett,S)----------------YMCAを創設
  • ニューステッター(Newstetter,W)------ニーズ解決のプロセス重視
  • ロス(Ross,M)-----------------------地域援助技術モデルの3分野
  • 横山源之助--------------------------「日本之下層社会」の著者

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。
横山源之助は、日本の社会福祉の先覚と呼ばれています。1894年毎日新聞の記者として入社し、下層社会の取材を中心に行うようになりました。それをきっかけに、下層社会の女性の救済を訴える活動や、労働組合期成会に関与。1899年『日本之下層社会』を刊行しています。
他の選択肢については、以下のとおりです。
1→アダムズは、アメリカのソーシャルワークの先駆者でハルハウスという施設を作った人です。ハルハウスとは、保育所、運動所、集会所などを兼ね備えたもので、時には移民の人へ手芸や料理の技術を伝える教室のような役割も行っていました。トインビーホールはイギリスに建設された世界最初のセツルメントハウスです。セツルメントとは「貧民と共同生活し、貧民の教化及び貧民の生活向上のための助力をする」という意味がありセツルメントハウスはそのための施設を指します。トインビーホールにならい、ハルハウスはつくられました。
2→バーネットは1で触れた「トインビーホールの初代館長」です。YMCAはキリスト教青年会のことで、ジョージ・ウイリアムが関連人物です。
3→ニューステッターは、集団援助技術の最初の定義を明らかにした人です。
4→ロスは「地域組織化説」を唱えた人です。地域組織化説とは「地域社会が持っている自発性や自助力を呼び覚まし、地域の問題解決に向けて地域住民が組織化する」というものです。

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02

1(×)アダムス→「ハルハウス」を設立する

2(×)バーネット→「トインビーホール」を設立し初代館長を務める

3(×)ニューステッター→「インターグループワーク論」を提示する

4(×)ロス→「コミュニティ・オーガニゼーション」を著し組織化説を唱えた
5(○)

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03

正解は「5」です。


1 ×…アダムズは、アメリカでハルハウスという施設を作った人物です。

2 ×…バーネットはトインビーホールの初代館長です。

3 ×…ニューステッターは、1935年に集団援助技術の最初の定義を明らかにした人物です。

4 ×…ロスは「地域組織化説」を唱えた人物です。

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