介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
医学一般 問57
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この過去問の解説 (4件)
01
白内障とは、水晶体が白く濁る病気です。眼内レンズ挿入術を行うことで改善します。緑内障手術では、術後に白内障が進んで視力低下につながることがあります。網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症は、手術より薬物療法が中心です。
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02
緑内障の手術の目的は、視力の改善ではなく、眼圧を下げて進行を遅らせるという点にあります。
網膜静脈閉塞症・加齢黄斑変性症・糖尿病性網膜症は、手術によって視力の改善が期待出来る場合もありますが、失われた機能の回復が出来るわけではないので、効果はそれほど高くはありません。
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03
1.白内障は、目のレンズにあたる水晶体が白く濁り視力の低下を引き起こす病気です。濁った水晶体を取り換えれば、症状は改善します。実際の手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりにガラスレンズを取り付けます。
2.緑内障は、目の奥にある視神経が障害を受け、視野が狭くなっていく病気です。加齢等で眼球内の水の出入りが悪くなると眼球内の圧力(眼圧)が上昇し、これが視神経に障害をもたらす原因となります。一度ダメージを受けた視神経は元に戻らないため、それ以上症状が進行しないように眼圧を下げることが治療方針となります。眼圧を下げる目薬の使用や眼球内の水の通り道を作る処置などが行われますが、完治はしません。
3.網膜静脈閉塞症は、網膜を走る静脈が加齢等によって詰まり、網膜にむくみや出血が生じて、視力が低下したり視野が狭くなったりする病気です。治療法としては静脈からの血液や水分の漏れを防ぐ薬の投与や網膜を焼き固める処置などが行われますが、完治はしません。
4.加齢黄斑変性症は、網膜にある「黄斑」という部分が加齢により障害を受け、視力が低下する病気です。網膜の下に新しくできる血管から血液や成分が漏れ、これが黄斑にダメージを与えるため、この血管を鎮静化させる薬の使用や、レーザーで焼く処置などが行われます。ただ、いずれにしても症状を緩和するものであり、完治はしません。
5.糖尿病性網膜症は、糖尿病が原因で網膜が障害を受け、視力が低下する病気です。糖尿病自体の治療を行うとともに網膜の下に新しく血管ができるのを抑える処置を行ったりしますが、症状の進行を抑えるためのものであり、完治はしません。
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04
白内障は、加齢により水晶体のレンズが曇っているものをレンズごと手術にて取り替えます。
他のものは症状の緩和はできますが完治はしません。
加齢よる視力の病気は重要とされますので正しく理解しましょう。
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