介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
医学一般 問59

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問題

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は 5 です。

1:変形性膝関節症とは、肥満や加齢に伴う筋力の低下から半月板や膝軟骨が少しずつすり減り、痛みが出る症状です。亜脱臼はしません。

2:大腿骨頚部骨折とは、大腿骨(太ももにある骨)と骨盤を繋いでいる部分の骨折の事です。この場合、重いものを持つどころか、立ったり歩いたり出来なくなります。

3:関節リウマチの症状に排尿障害はありません。主な症状として、関節の痛みや腫れ、疲れやすい、こわばるなどがあります。

4:脊椎圧迫骨折の原因の一つに転倒がありますが、下肢が麻痺する事はなく、寝返りや前かがみにすらなれないほどの強い痛みがあります。

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02

正解は5です。
脊柱管狭窄症では、下肢にしびれや冷感を自覚したり、進行すると知覚障害や運動麻痺、筋委縮がみられるようになります。

各選択肢については以下のとおりです。

1→変形性膝関節症とは膝関節のクッションである軟骨がすり減ったり、筋力が低下したりすることが原因となって、膝の関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じる病気です。

2→大腿骨頸部とは、足の付け根の関節部分のことです。骨粗鬆症の人が転んだ際に、この部位の骨折を起こすことがあります。重いものをもつと腰ではなく、足の付け根が痛くなります。

3→関節リウマチでは関節炎の症状の他、全身倦怠感といった症状をもたらしますが、排尿感覚がわからなくなるという症状はありません。

4→骨折になったばかりの頃は、強いいたみがありますが、転倒後に下肢麻痺することはありません。ただ、骨折後何ヶ月か経つと、足のしびれなどいわゆる「古傷が痛む」ということはあります。

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03

正解は5です。

1.変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が加齢などにより弾力性を失ってすり減り、痛みが生じる病気です。膝に水がたまることも主な症状です。

2.大腿骨頸部骨折は、股(もも)の骨の頸部、つまり腰の骨に近い曲がった部分で生じる骨折です。大腿骨頸部はもともと体重のかかりやすい部位であり、骨がもろくなっていることの多い高齢者にとっては骨折するリスクの高い部位であると言えます。骨折すると強い痛みを伴うため立ち上がれなくなり、寝たきりのきっかけになるケースが多く見られます。

3.関節リウマチは、関節内の組織の異常増殖により関節が変形する病気です。強い痛みを伴い、日常生活にも支障を来たします。

4.脊椎圧迫骨折は、脊椎を形成する骨の1つまたは複数が、体重を支え切れずにつぶれることを言います。骨がもろくなりがちな高齢者には常にそのリスクがあり、ちょっとしたきっかけ(重いものを持ち上げる、くしゃみをする、など)でこの骨折が起こります。起き上がる時や寝返りをうつときに背中に痛みが生じます。

5.脊柱管狭窄症は、脊椎内の神経の通り道(脊柱管)が加齢によって狭くなることで生じます。中を通る神経が圧迫されるため、脚に痛みやしびれが生じ、歩行がしづらくなります。

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04

正解は5です。
脊柱管狭窄症は加齢により脊柱管が狭くなることによっておこります。神経が圧迫され足のしびれ、歩きづらくなります。

1.変形性膝関節症は、膝の関節が変形して痛みを伴います。亜脱臼のように外れることはありません。

2.大腿骨頸部骨折は高齢者が転倒によってよく起こる骨折です。内側と外側がありそれにより手術適応がきまります。痛みが伴い手術をしないと歩行が困難になります。

3.関節リウマチは自己免疫疾患によっておこるものです。変形や関節の痛みを伴います。特に朝の痛みがひどいです。

4.脊椎圧迫骨折は脊椎を形成する骨がつぶれることをいいます。背中の痛みを伴います。

高齢者の疾患はよく試験にでますので頭にいれることをおすすめします。

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