介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護技術 問78
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護技術 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
散歩後の高齢者の状態に関する次の記述のうち、脱水の兆候に該当するものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 足がむくんでいる。
B 口腔内が乾燥している。
C 尿意があり排尿をした。
D ぼんやりとして元気がない。
A 足がむくんでいる。
B 口腔内が乾燥している。
C 尿意があり排尿をした。
D ぼんやりとして元気がない。
- A B
- A C
- B C
- B D
- C D
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この過去問の解説 (4件)
01
脱水症状とは、単に水が不足しているだけでなく、電解質不足でもあります。
おもな症状は、
・血圧低下(血液の量が減るから)
・集中力の低下(脳の血流不足)
・食欲不振(体内の血流不足)
・排泄の低下(水分量が減るため)
・電解質不足によるしびれ、脱力
です。そのほかにも喉の渇き、発熱、めまい、吐き気、頭痛などがあります。
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02
B◯
C☓ 脱水症状になると排尿量は減ります。
D◯ ぼんやりしている、反応が鈍い、元気が無いというのは脱水症状の典型的な症状です。
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03
A 足にむくみが出るときは心臓や腎臓の機能低下を疑います。もともと足に巡った水分は重力に逆らって体幹に戻らなければなりませんが、心臓の循環機能や腎臓の排泄機能が低下することで水分が足から戻りにくくなり、これがむくみとして現れます。
B 口腔内が乾くのは、脱水症状の初期症状である可能性があります。高齢者は唾液の分泌量が減り普段から口腔内の水分が不足しがちなため、運動後の口腔内の渇きを自覚できないことがあります。本人からの訴えがなくても、随時介護者側から水分を勧める必要があります。
C 体内の水分量が少なくなると、尿の色が濃くなり、量が減少します。尿がしっかり出るのであれば、脱水症状である可能性は低いと言えます。
D 脱水症状の初期症状として「体のだるさ」があります。ぼんやりしているのはだるさを感じているためかもしれないので、運動後であれば特に注意して水分を勧めるようにします。
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04
脱水の兆候は、唇の乾燥、倦怠感があげられます。運動後、入浴後などは特に水分補給を促しましょう。足のむくみは脱水の原因ではありませんが、足を高くあげ休息を促しましょう。
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