介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護技術 問80
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護技術 問80 (訂正依頼・報告はこちら)
排泄介助に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
- 感染予防のため、おむつ交換時には使い捨て手袋を着用する。
- 利用者が自己導尿を行っているときの体位の保持をする。
- 差し込み便器を利用して排便をする場合、利用者の身体状況に合わせてベッドの頭側を挙上する。
- 膀胱留置カテーテル挿入部の皮膚や粘膜を清潔にする。
- ポータブルトイレは小型で軽いものを選ぶ。
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この過去問の解説 (4件)
01
2◯ 自己導尿の際の体位保持は医療行為には当たりません。
3◯ 頭部を上げることにより、腹筋を働かせやすくなり、排便しやすくなります。
4◯ これにより感染症を防ぐことができます。
5☓ むしろ少し大きく、重い方が安定感があり、安全に利用することができます。
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02
ポータブルトイレは利用者に合わせて選びます。利用者が安心して座ることができ、簡単に動かない程度の重みが必要です。
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03
1.感染症の症状が見られない方でも、菌やウイルスが潜伏している可能性はあります。感染症と診断されている方に対してはもちろんですが、症状が見られない方についても万が一を考え使い捨て手袋を着用する必要があります。
2.自己導尿は、トイレで行うこととカテーテルを挿入しやすくする目的から、座位や立位で行います。筋力が低下してそれらの姿勢の維持が難しい方に対しては、姿勢を保持する必要があります。なお、導尿は医療行為であるため、介護職は直接手伝うことはできません。できるのは補助までです。
3.臥床した状態よりも座位の状態の方が、おなかに力が入りやすく重力も加わって、排便がスムーズになります。ベッド上で差し込み便器を使う際も、無理のない範囲で頭側の挙上を行います。
4.カテーテルは、本来なら外部との接触がないはずの尿道に菌を届かせてしまうリスクがあります。そのため、カテーテルや挿入部は清潔を保つ必要があります。
5.小さいものや軽いものを使うと、利用者がポータブルトイレごと倒れる恐れがあります。座った時や立ち上がるために力を入れた時に、動かない程度の重さが必要です。
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04
軽いポータブルトイレは持ち運びは便利ですが、安定性がなく転倒してしまう可能性があります。本人にあったポータブルトイレを使用しましょう。排泄時の器具の取り扱いは感染の恐れもありますので、介助する側も患者も感染に注意する必要があります。
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