介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護技術 問81

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問題

介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護技術 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者の夜間の快適な睡眠のための援助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 就寝前に濃い日本茶を飲む。
  • 就寝前に食事をする。
  • 就寝前にぬるめのお湯で入浴する。
  • 部屋の照明はすべて消す。
  • マットレスは柔らかなものにする。

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この過去問の解説 (4件)

01

1:☓ 日本茶に含まれるカフェインが睡眠を妨げます。

2:☓ 胃の活動が活発になり、寝てはいても内蔵は活動しているため快適な睡眠となりません。
また胃にも負担がかかり、逆流性食道炎などの原因ともなります。

3:◯ 心身がリラックスし、副交感神経が優位に働き、快眠につながります。

4:☓ 照明は明るすぎても、暗すぎても良くありません。

5:☓ 柔らかすぎると腰に負担がかかり、かえって睡眠の妨げとなります。少し固めの方が良いです。

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02

寝る前に、ぬるめのお湯(38度~40度)に長い時間浸かることは、体の深部がゆっくりと温められるため、血液の循環が良くなり、神経を沈めてくれるため、リラックス状態となり、安眠効果が期待できます。時間を空けずに(入浴後30分以内に)
床に就くことが大切です。

各選択肢は以下のとおりです。

1→日本茶にはカフェインが含まれているので、多く摂取すると眠れなくなってしまいます。

2→寝る直前の食事は食べたものが消化されないため、お腹がはって、胃痛の原因になったり、眠りが浅くなる原因になってしまいます。

4→よりよい入眠のためには就床時に突然照明を消すのではなく、徐々に暗くできるような照明が理想的だといわれています。真っ暗だと夜中に起きたときに転倒の原因にもなります。月明かりが理想的だという調査結果あるそうです。

5→体が沈み込むマットレスは腰に負担がかかり腰痛の原因となります。やや硬めのマットレスが寝やすいといわれています。

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03

正解は3です。

1.日本茶にはコーヒーと同様にカフェインが含まれています。カフェインは眠気をすっきりさせる効果があるため、安眠を求めるのであれば就寝前に飲むのは適切ではありません。

2.食べると眠くなる、ということはありますが、就寝前に食事をすると、内臓が活発に消化活動をしている状態で眠りにつくことになります。脳は休まっても、体は休まりません。

3.入浴にはリラックス効果があります。あまり熱いお風呂に入るとかえって眠気を覚ましてしまいますが、ぬるめのお湯に入ってリラックスした状態で就寝すれば安眠が期待できます。

4.明るいと寝付きにくいのはもちろんですが、真っ暗にするとかえって落ち着かない人もいます。その人が普段寝るときの明るさに合わせるのが理想です。

5.柔らかすぎるマットレスは、特に仰臥位の場合腰が沈みやすく、腰を曲げた状態で眠ることになります。腰に負担がかかり、安眠の妨げになります。

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04

正解は3です。就寝前のぬるめのお湯は、体温と身体が同じ温度になり、神経を落ち着かせてくれます。

1.日本茶・珈琲はカフェインが含まれているので摂取すると眠れなくなる場合があります。

2.就寝前の食事は食べ物を消化するための分泌物がでるなどの働きをするため、眠れなく場合があります。

4.全部電気を消すからといって休める訳ではありません。人により電気をつけていないと不安で休めなくなる場合もあります。

5.やわらかいマットは人それぞれですが腰痛などの原因になりゆっくり休めない場合もあります。

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