介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護技術 問83
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護技術 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
入浴介助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 利用者の肩にお湯をかけて湯温を確認してもらう。
- 血圧の高い利用者は、ぬるいお湯に長く入るようにする。
- 片麻痺の利用者の場合、麻痺側から浴槽に入れる。
- 空腹状態にあるときの入浴は避ける。
- 入浴後は十分な休息をとった後に身体の水分をふき取る。
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この過去問の解説 (4件)
01
食事の1時間前後の入浴は避けましょう。
空腹時は胃酸過多、満腹時は消化不良を起こしてしまいます。また、消化器だけでなく心臓にも負担を与えます。
その他の選択肢は以下のとおりです。
1→まず、介護者が温度を確認してから、利用者様にも手で確認してもらって、かけます。
2→高血圧の方はぬるめのお湯でも長時間入ると心臓に負担を与えてしまいます。
3→健側からが基本です。
5→すぐに水分を拭き取ることが大切です。早く拭き取らないと利用者様の体を冷やしてしまうことになります。
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02
2:☓ 長い入浴は心臓に負担をかけてしまいます。
3:☓ 移動介助の基本。健側から。
4:◯ 空腹時は胃酸が出過ぎ、気分が悪くなります。満腹時は、消化不良を起こしてしまいます。
5:☓ 水分を早く拭き取らないと、体が急速に冷えてしまいます。
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03
1.体幹は手や足と比べて急激な温度変化に慣れていないこと、心臓に近い部位での温度変化は直に心臓に負担をかけることから、お湯をかけるときは手や足からかけるのが基本とされています。それ以前に、いきなりお湯を肩にかけて「湯温を確認」するのが間違いです。
2.熱いお風呂はもちろんですが、ぬるいお風呂であっても長時間の入浴は血圧の高い状態を継続させることになります。
3.浴室や浴槽は床が滑りやすいため、体を移動させる際はしっかりと踏ん張る必要があります。麻痺側の足を先に浴槽に入れると踏ん張りが効かず、続く動作で転倒する恐れがあります。
4.入浴は血流を良くする効果があります。その結果として、空腹時の入浴は胃の動きが活発になることで胃酸過多になったり、貧血を引き起こしたりします。
5.特に冬は、湯から出た時点から体の熱は冷めていきます。体が濡れたままだと、体に付いた水分が冷えることも相まって一層放熱が激しくなります。湯から出て安定な姿勢をとったら、なるべく早く水分をふき取り、肌着1枚でも服を着てもらう必要があります。
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04
1.お湯を肩からかけると恐怖感がある場合があります。なるべく心臓に遠いところ末梢神経(手)にお湯をかけ温度を確認してもらいましょう。
2.血圧の高い人は中止をするのが基本ですが、なるべく早く入浴をやめるようにしましょう。
3.移動介助する際は健側側から行いましょう。
5.身体をふき取り温度管理をし休息をしましょう。
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