介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護技術 問95
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護技術 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Mさん(78歳、男性、要介護2、身長160cm、体重65kg)は、妻(78歳)と二人暮らしで、脳梗塞で入院加療後、後遺症を抱えながらの在宅生活1年目である。歩行には一部介助が必要であり、時々、妻と車いすで散歩に出掛けるが、普段はテレビを見たり新聞を読むなどして過ごしている。食事の時は、車いすに座ってスプーンを用いて自分で食べられるが、身体全体が右側にずり落ちていることが多い。最近はむせることが多くなってきた。1ヶ月前に風邪をひいたが、現在は体調が安定している。Mさんはトイレで排泄することを強く希望し、妻の介助でトイレまで移動し排泄ができている。妻は腰痛を抱えながら昼夜を問わずトイレまで介助しているため、「疲れている、ゆっくり休んでみたい」と訪問介護員に話す。訪問介護(身体介護)を週に1回利用している。
【問題】
Mさんの現在の状態のアセスメントに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 転倒の恐れ
B 閉じこもり状態
C 誤嚥性肺炎の危険性
D 認知機能の低下
【事例】
Mさん(78歳、男性、要介護2、身長160cm、体重65kg)は、妻(78歳)と二人暮らしで、脳梗塞で入院加療後、後遺症を抱えながらの在宅生活1年目である。歩行には一部介助が必要であり、時々、妻と車いすで散歩に出掛けるが、普段はテレビを見たり新聞を読むなどして過ごしている。食事の時は、車いすに座ってスプーンを用いて自分で食べられるが、身体全体が右側にずり落ちていることが多い。最近はむせることが多くなってきた。1ヶ月前に風邪をひいたが、現在は体調が安定している。Mさんはトイレで排泄することを強く希望し、妻の介助でトイレまで移動し排泄ができている。妻は腰痛を抱えながら昼夜を問わずトイレまで介助しているため、「疲れている、ゆっくり休んでみたい」と訪問介護員に話す。訪問介護(身体介護)を週に1回利用している。
【問題】
Mさんの現在の状態のアセスメントに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 転倒の恐れ
B 閉じこもり状態
C 誤嚥性肺炎の危険性
D 認知機能の低下
- A○ B○ C× D×
- A○ B× C○ D○
- A○ B× C○ D×
- A× B○ C○ D○
- A× B○ C× D○
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この過去問の解説 (3件)
01
B:☓ 「時々、妻と車いすで散歩に出掛けている」ので大丈夫でしょう。
C:◯ 「最近はむせることが多くなってきた。1ヶ月前に風邪をひいた」。誤嚥性肺炎の危険性があります。
D:☓ 新聞を読むことができています。またトイレや食事など自分でできることを行う努力が見られます。現在のところ認知機能の低下は見られていないと判断できます。
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02
事例の文章の「身体全体が右側にずり落ちていることが多い。」という部分からAが「最近はむせることが多くなってきた。」という部分からCが適切であることがわかります。
閉じこもりに関してですが、事例文中に「妻と車いすで散歩に出かける」とあるので、不適切です。
認知機能の低下に関しては、「テレビを見たり新聞を読むなどして過ごしている」とあり、見たり読んだりしてわかる状況にあると考えられるため、不適切です。
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03
B(×)→時々散歩に出掛けることもあり、外出を嫌がるなどの状態がみられないため。
D(×)→テレビを観る、新聞を読むという習慣もあり、自らの意思もしっかりしているため。
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