介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
形態別介護技術 問106
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 形態別介護技術 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
聴覚・言語機能障害者のコミュニケーション手段に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 先天性聴覚障害者では、一般的に手話が有効である。
B 中途失聴者では、一般的に筆談が有効である。
C 麻痺性構音障害者では、障害の程度によってはコミュニケーションエイドが有効である。
D 感覚性失語症者では、運動性失語症者に比べ、絵カードが有効である。
A 先天性聴覚障害者では、一般的に手話が有効である。
B 中途失聴者では、一般的に筆談が有効である。
C 麻痺性構音障害者では、障害の程度によってはコミュニケーションエイドが有効である。
D 感覚性失語症者では、運動性失語症者に比べ、絵カードが有効である。
- A○ B○ C○ D×
- A○ B○ C× D○
- A○ B× C○ D○
- A× B○ C○ D×
- A× B× C× D○
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この過去問の解説 (3件)
01
B◯
C◯ 麻痺性構音障害とは、脳卒中などにより話すときに使う筋肉や神経の麻痺による障害です。筆談、五十音表、携帯用会話補助器(トーキングエイドなど)などのコミュニケーションエイドの活用が有効的です。
D☓ 感覚性失語症(ウェルニッケ失語症)は、相手の話していることが理解できない特徴があります。つまり、言葉そのものの理解が障害されています。ですから、絵カードは有効ではありません。しかし、状況判断能力や推測する力は以前持っていることが多いので、ジェスチャーを交えながらゆっくり話しかけるなどしてコミュニケーションをとるようにすることができるかもしれません。
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02
感覚性失語(ウェルニッケ失語)は、言葉を受け取る、理解することに障害がでます。そのため絵カードから読み取り理解することが困難であるため、Dは不適切な文章となります。感覚性失語症の方は動きを理解することが出来るためジェスチャーなどを使いコミュニケーションをとることが適切な対応です。
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03
誤っているDですが、感覚性失語症者は、言葉そのものを理解することに障害が出ます。しかし、状況判断や推測する力はあるため、ジェスチャーなど動きで理解させることが有効です。絵カードでは切り取られた一部分の提示でしかないので、有効な手段とはなりません。
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