介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
介護の基本 問30
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 介護の基本 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
ノロウイルス(Norovirus)による感染症に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 冬より夏に多い。
- 集団感染になることは少ない。
- 感染経路は、主に接触感染である。
- 消毒には、エタノール消毒液が有効である。
- 嘔吐物・便の処理には、マスクを着用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ノロウイルスは飛沫感染ですから、吐瀉物や排泄物の処理にはマスクが必ず必要となります。また、使い捨ての手袋や足首までが隠れるエプロンの着用など、ウイルスが着衣に触れないように配慮しなければなりません。
ノロウイルスは夏よりも冬に感染が拡大する傾向にあります。しかし、年間を通して感染する危険性があるため、常に注意が必要です。よって、1は不正解となります。
ノロウイルスは感染力が強く、集団感染を引き起こしやすいため注意が必要です。よって、2も不正解です。
ノロウイルスの感染経路は、二枚貝等のノロウイルスに汚染された食品が原因となる食品媒介、人から人への伝幡、ウイルス感染者の吐瀉物や排泄物などによる飛沫感染です。よって、3も不正解となります。
ノロウイルスはエタノールなどのアルコール系消毒剤では効果が薄く、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒剤による消毒が効果が高いとされています。よって、4も不正解です。
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02
1:ノロウィルスは、食中毒への対策の薄い冬に感染が拡大しやすいです。
2:感染力が高く、集団感染になりやすいです。
3:感染経路は、以下の3つです。
・主にカキなどの2枚貝を不十分な加熱で摂取した場合
・感染者が食品にノロウィルスを付着させそれを経口摂取した場合
・便や嘔吐物に含まれるウィルスが飛散しそれを体内に取り込んだ場合
4:エタノールなどアルコールによる消毒は効果が薄く、塩素系の消毒が有効です。
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03
ノロウイルスには「空気が乾燥しやすい冬場に多い」、「感染力が強く、集団生活の中で感染を拡大」、「飛沫感染によるものが最も感染リスクが高い」、「次亜塩素酸ナトリウムが有効」などといった特徴があります。
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