介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
介護の基本 問29
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 介護の基本 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
社会福祉法人が設置・運営、指定介護老人福祉施設のリスクマネジメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- サービス提供時に事故が発生した場合、損害賠償は市町村が行う。
- 事故のリスクを減らすために、利用者の飲酒・喫煙を禁止する。
- 事故後に家族に連絡・報告した書類を、インシデント報告という。
- 職員のプライバシーに配慮して、職員名は事故の記録に残さない。
- 事故が発生した場合、速やかに家族に連絡する。
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この過去問の解説 (3件)
01
事故が発生した場合は、速やかに家族に報告する必要があります。事故内容や利用者の状態などを伝え、必要であれば来訪を検討してもらいます。
サービス利用時の事故に対する賠償は、各施設が行います。よって、1は不正解です。
事故のリスクを減らすために、飲酒・喫煙を禁止してはいけません。利用者が入所前となるべく同様の生活を送れるように、制限以外の方法でリスクを減らしていく必要があります。よって、2も不正解です。
インシデントは、「ヒヤリハット」つまり「事故が起こりうる状態」のことを指します。反対にアクシデントは「事故」のことを指します。よって、事故報告はアクシデント報告になるため、3も不正解となります。
事故報告書には、裁判などを行う場合の重要書類にあたりますから、職員名も対象者名も明確に記す必要があります。よって、4も不正解となります。
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02
1:基本的に施設内で起こった事故に対しては、施設が損害賠償を行います。
2:事故のリスクを減らす為に対策を講じるべきは、喫煙時や飲酒時に事故を起こさないようにする為にはどうしたらいいかであり、これまでの生活習慣を変えさせる事ではありません。
3:インシデントとは、いわゆる「ひやりはっと」の事で、一歩間違うと事故に繋がっていた、という経験の事です。事故後家族に報告する書類は一般的に「アクシデント報告」と言います。
4:その場は何ともない事故だったとしても、大きな障害が残ってしまったりした場合には、警察が絡む事件になる可能性もある為、きちんと記録に残すようにします。
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03
事故(転倒から外傷などまで)が起こった場合、状況確認も重要ですが、事故報告書の作成と家族への連絡もしっかりと行わなければいけません。
家族への信用ももちろんですが、後々に何か起こったときのためにも、正確な情報をまとめ、行政や家族に伝える必要があります。また、施設のリスクマネジメントにおいても重要な事柄になります。
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