介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
コミュニケーション技術 問32
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) コミュニケーション技術 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
重度の運動性失語症(motor aphasia)のある人のコミュニケーションを促進する方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ひらがなで筆談する。
- 言葉で話すように促す。
- 絵や写真など視覚化された情報を用いる。
- ボタン操作で音声を入力できる機器を使うように促す。
- 二者択一の問いかけはしない。
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この過去問の解説 (3件)
01
運動性失語症は、言葉の理解はあるものの、発語が難しいタイプを指します。
例えば複数の花の写真を見せて「バラはどれですか?」と聞くと正しく指し示す事が出来ますが、バラの写真を指差して「これは何ですか?」と聞かれた時に『バラ』という言葉が出てこなかったりします。
よく対にして出題される感覚性失語症は、相手の言っている事に対する理解が乏しい為、会話が成立しません。
先述した例のように「バラはどれですか?」と聞かれても、まずその質問の意味が理解出来ないので指し示す事が出来ません。
ただしジェスチャーやボディランゲージは理解出来るため、コミュニケーションには、もっぱらこれらが使われます。
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02
運動性失語症はブローカ失語症とも呼ばれ、言葉は理解できるのですが、うまく発語することができなくなってしまう症状のことを言います。この症状を発症してしまうと、イメージが言葉になる過程で障害が起こっているため、正しい言葉を出すことができません。そして、文字を書くこともできなくなってしまいます。言葉はしっかりと理解できていますから、言葉を発したり文字を書いたりしなくてもよいようなコミュニケーション方法が必要になるのです。
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03
運動性失語症は、言っていることが理解できるも、自分の思っていることを言葉として出すことができない、しゃべり言葉の障害を特徴とした失語症です。重度となると声を発すること自体が困難になってきます。
3は、運動性失語症の方にとって一番効果的な方法で、答えるという不安を軽減したコミュニケーションをとることができます。
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