介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
生活支援技術 問42

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問題

介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 生活支援技術 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

Jさん(70歳、男性)は、右片麻痺があり、妻と二人暮らしである。週1回の通所介護(デイサービス)と、週1回の自宅での訪問介護員(ホームヘルパー)による入浴介助を受けている。移動は四脚杖歩行で、排泄と入浴は一部介助が必要である。Jさんは居住環境を整備して、できるだけ今の生活を維持しながら妻の負担を減らしたいと望んでいる。
Jさんに対する介護職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 車いすで出入りできるようにトイレを広くする。
  • トイレでの排泄をやめて、寝室にポータブルトイレを置く。
  • 浴槽の出入りをしやすくするために、リフトを設置する。
  • 部屋の出入り口にある段差をスロープ(slope)にする。
  • トイレの中に手すりをつける。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

トイレの中に手すりをつける事によって、便座に座ったり便座から立ったりする動作がやりやすくなり、介助の手を減らせる可能性があります。

1:現時点では四脚杖で移動できている為、車いすでの出入りを考える必要性は薄いです。

2:少し手を貸せばトイレで用を足せていますし、今の生活を維持したいという希望もある為、ポータブルトイレの使用を勧める段階ではないと推測されます。

3:デイサービスで1回、訪問介護で1回と週2回の入浴機会が設けられており、入浴回数の少なさに不満を持っているような記述もない為、リフトの設置の優先度は低いです。

4:車いすでの移動をしているわけでもないので、スロープにする必要性があまり感じられません。

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02

正解は5です。
排泄に一部介助が必要であるという記載がありますから、Jさんがトイレでの排泄をしやすくなるような位置に手すりを設置することが望ましいでしょう。これは奥さんの介助を軽減することにも繋がります。

現在は歩行に問題はなく、車いすでの行動を必要としていません。今後必要性が出てくる可能性はありますが、最も必要なものではありませんので、1と4は不正解です。
排泄は一部介助で行えていますから、ポータブルトイレの設置は検討する必要がありません。よって、2も不正解です。
入浴も一部介助で行えています。リフトの必要性はありませんので、3も不正解です。

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03

正解は5です。
1は車椅子でトイレを使用しているという記述がないため不適切です。
2、3、4は今のJさんにとって必要のない支援になり、筋力などの低下に繋がるだけのものです。

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