介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
認知症の理解 問83

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 認知症の理解 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

認知症(dementia)の妻が介護者である夫に対して、「夫が帰ってきます。お帰りください」と、言うようになった場合、妻の症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 実行機能の障害
  • 失行
  • 意識混濁
  • 見当識障害
  • エピソード記憶の障害

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 見当識障害 です。

この認知症の妻は、目の前に自分の夫がいるにもかかわらず、相手を「夫」だと認識していません。

このように現在自分が置かれている状況を正しく認識出来ない事を「見当識障害」と呼びます。

参考になった数80

02

正解は「見当識障害」です。

選択肢1. 実行機能の障害

(×)実行機能の障害は、物事を実行するための段取りが取れなくなることをいいます。料理を作る、電化製品を使うなどの際に一連の段取りが取れず出来なくなってしまいます。

選択肢2. 失行

(×)失行は、手足など身体に問題がないのに、日常として行ってきた動作(歯磨きやうがい等)が出来なくなることをいいます。

選択肢3. 意識混濁

(×)意識混濁は、意識が障害されている状態で、目を開け自覚があってもボンヤリしていたり、傾眠、刺激を受けないと反応しないといった状態が段階的にみられることをいいます。

選択肢4. 見当識障害

正解です。

選択肢5. エピソード記憶の障害

(×)エピソード記憶の障害は、体験したことを忘れてしまうことをいいます。旅行した記憶を忘れてしまうといったこともこれに当てはまります。

参考になった数38

03

答えは 見当識障害 です。

今、自分が見ている人物が誰だかわからなくなることも、見当識障害の一つといえます。

参考になった数28