介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
障害の理解 問90
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 障害の理解 問90 (訂正依頼・報告はこちら)
自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)のあるEちゃん(5歳)とのコミュニケーションとして、適切なものを1つ選びなさい。
- 「水筒にもっとたくさん水を入れてね」
- 「Eちゃんがいい子にしていたら、遊園地に連れて行ってあげます」
- 「手を洗って、ご飯を食べて、歯を磨いてから遊園地に行こうね」
- 「片付けが終わらないと、遊園地に連れて行きませんよ」
- 「Eちゃんは、これから遊園地に行きます」
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この過去問の解説 (3件)
01
自閉症スペクトラム障害を持っている人には、簡潔に伝えたい事だけを伝える方法が最も適しています。
1:この場合「水筒に水を入れてね」なら理解出来ても「もっとたくさん」が理解出来ない可能性が高いです。
2:「○○したら△△してあげる」といった条件付きの提示は理解出来ない可能性が高いです。また「いい子にしていたら」という漠然とした基準を理解する事が難しい場合もあります。
3:「○○して△△して□□して・・・・・」と一度に複数の指示を出しても順序良くこなす事が難しい場合がありますので、一つ一つ「○○しましょう」と指示を出し、それが終わってから「△△しましょう」と次の指示を出す方法が適しています。
4:選択肢2と同様に「○○しないと△△しない」という条件付きの提示の理解は難しいです。
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02
自閉症スペクトラム障害のコミュニケーションの取り方には次のような特徴もみられます。
「言語による指示を理解できない」「例え話が分からない」です。
この特徴から①~④は適切でないということが分かります。
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03
自閉症スペクトラムの診断基準として、対人関係の形成が難しい「社会性の障害」、言葉の発達に遅れのある「言語コミュニケーションの障害」、想像力や柔軟性が乏しく進化を嫌う「想像力の障害」の3つがあります。
対応のポイントとして、指示は短く複数やることがあっても、1つ1つの行動に対して個別に指示を出すことが良いとされています。
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