介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
こころとからだのしくみ 問104
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) こころとからだのしくみ 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症(dementia)の人によくみられる排尿障害として、正しいものを1つ選びなさい。
- 溢流性尿失禁
- 腹圧性尿失禁
- 心因性頻尿
- 切迫性尿失禁
- 機能性尿失禁
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この過去問の解説 (3件)
01
機能性尿失禁とは、排泄自体は正常に行えるのに、それに付随する動作に問題があって失禁してしまう事を言います。
例えば、脳こうそく後の麻痺で移動に時間がかかり間に合わずに失禁してしまったり、認知症によって排泄する場所がわからなかったりズボンの上げ下ろしの仕方がわからなかったりして失禁してしまったりする事などです。
溢流性尿失禁…なんらかの原因によって排尿出来ない事により、膀胱から尿が少しずつ溢れてしまう事を言います。
腹圧性尿失禁…骨盤底筋の緩みにより、くしゃみや重いものを持ち上げるなどお腹に力が入った時に尿が漏れる事を言います。
心因性頻尿…緊張などによって膀胱に尿がたまっていないにも関わらず尿意を催し、頻繁にトイレに行ってしまう事を言います。
切迫性尿失禁…急に尿意を感じ、そのまま我慢できずに漏らしてしまう事を言います。
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02
溢流性尿失禁・・・前立腺肥大症などにより、膀胱にたまった尿を自力で出すことができず、あふれてしまう失禁です。
腹圧性尿失禁・・・くしゃみや咳などにより、高い圧力が腹部にかかり漏れる失禁です。女性に多いとされています。
心因性頻尿・・・・緊張や不安・ストレスなどの心理的な要因で起こる頻尿のことです。
切迫性尿失禁・・・尿をためておく筋肉の弛緩や障害などにより、尿が我慢できずに漏れてしまう失禁です。
機能性尿失禁・・・排尿器官に異常はないが、身体麻痺でズボンが下ろしにくい、歩行がうまくできない、認知症によりトイレの場所が分からないなどが原因でおこる失禁です。
よって5が適切です。
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03
機能性尿失禁は、運動機能低下や判断力低下が原因でおこる失禁です。
認知症では判断力により、トイレの場所が分からなかったり、排泄の仕方が分からなくなることで失禁してしまうことがみられます。
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