介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
総合問題 問109

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問題

介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 総合問題 問109 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。
両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、一週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。

[問題]
日中にJさんが利用しているサービスとして、正しいものを1つ選びなさい。
  • 同行援護
  • 生活介護
  • 療養介護
  • 居宅介護
  • 短期入所

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

老人介護の感覚でいくと「生活介護」は掃除や炊事など家事に関する支援の事を指し、衣服の着脱介助は「身体介護」になるので違うと考えてしまいそうですが、障害者支援施設における「生活介護」とは、入浴や排泄や食事など生活を営む上で必要な支援をする事を指します。

同行援護…視覚障がい者の外出支援の事です。

療養介護…病院において行われる機能訓練や医学的管理などのもとにおける介護や日常生活の世話の事です。

居宅介護…居宅における老人介護でいう身体介護や生活介護の事です。

短期入所…老人介護の短期入所と同じく、生活する上で必要な支援を受けながら短期間施設で生活する事です。

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02

正解は2です。
生活す上で必要な援助を行うことが生活介護です。Jさんは施設での生活全般に指示や見守りを必要としていることからも、生活介護のサービスを利用していることが分かります。

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03

正解は 2 です。

「障害者支援施設に入所した」とあることから、入所サービスであることがわかります。
支援の中に医療的な処置は含まれていないことから、「生活介護」と判断できます。

1.同行援護は、視覚障害者の外出を支援するものです。

3.医療的なサービスが行われているという情報はないため、療養介護はあてはまりません。

4.居宅サービスは、在宅で受けるサービスのことです。

5.入所が短期とは書かれていません。よって短期入所ではありません。

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