介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
総合問題 問110
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 総合問題 問110 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。
両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、一週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。
[問題]
Jさんは、日中は空き缶つぶしなどの軽作業をしている。介護職が時間ごとに次の行動を支援すると、大きな混乱もなくできるようになり、施設での生活リズムが少しずつ身についてきた。そこで、介護職はJさんが他者と円滑な関係を作れるような支援を提案した。
この提案した内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。
両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、一週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。
[問題]
Jさんは、日中は空き缶つぶしなどの軽作業をしている。介護職が時間ごとに次の行動を支援すると、大きな混乱もなくできるようになり、施設での生活リズムが少しずつ身についてきた。そこで、介護職はJさんが他者と円滑な関係を作れるような支援を提案した。
この提案した内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 出歩かないように、活動範囲は居室に限定する。
- 少人数のレクリエーションを行う。
- 多くの入所者と共同作業を行う。
- 自傷行為がみられた場合、向精神薬の服用を検討する。
- 複雑な作業課題を日中活動として行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
事例に、Jさんは「対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れる」との一文があります。
そんなJさんが他社と円滑な関係を作れるようにするためには、まず少人数でのレクリエーションなどで関係作りを学んでいく必要があります。
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02
2(○)→少人数で何かを行うことから他者との関係をもつことがJさんにとって適切な提案です。
3(×)元々、対人関係を上手く築けないため、急に多くの人と作業を行うことでの改善はみられないと思われます。
4(×)慣れない人の中に入ることで見られる自傷行為であることから服薬以前に対応できることが考えられ、服薬での改善を求めることは不適切です。
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03
Jさんは対人関係を作ることが苦手であることから、まずは少人数のレクリエーションから始めるのが適切と判断できます。
1.行動範囲を過度に制限するのは適切ではありません。
3.急に多くの入所者と一緒にすると、Jさんがパニックになる可能性があります。
4.薬の服用は医師が判断することで、介護職が判断することではありません。
5.今までの生活を考えると、複雑な作業は難しいと判断できます。
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