介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
介護の基本 問29
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 介護の基本 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
車いす操作の安全性に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 車いすの点検は介護福祉職が気づいたときに行う。
- ブレーキが利きやすいように空気圧を下げる。
- 利用者が乗っている車いすを2台同時に押す。
- ドアを片手でおさえながら、利用者の車いすを押す。
- 急勾配のスロープを降りるとき、車いすは後ろ向きにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:毎回、使用する前には必ず行います。
ブレーキがかかるか、タイヤに空気が入っているか、ガタつくところはないかは最低でも確認したいところです。
2:空気圧を下げてしまうと、ブレーキとタイヤの抵抗が減り、逆にブレーキが利きにくくなってしまいます。
また車輪を傷める原因ともなりますので、常に適度な空気圧を保つ必要があります。
3:これはどんな状況でも絶対にやってはいけない介助方法です。転倒・転落・滑落などの事故の原因となる危険な行為です。
4:車いすの片手操作は、事故の元です。必ず両手で操作するようにします。
ドアを通る際には、通行前に開けておくようにします。ドアクローザーなどがついていて、開けっぱなしにできない場合には、ドアストッパーを使ったり、荷物で押さえたりするなどの工夫が必要です。
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02
各選択肢は以下のとおりです。
1→ガタつきがないか、タイヤに空気が入っているかなどの日常点検は使用前に必ず行います。ネジのゆるみがないかなどの定期点検は1か月に1回行います。
2→空気圧が低すぎるとブレーキのききは悪くなり、高すぎるとクッション性が強くなります。目安はタイヤを手で押してみて、やや硬いと感じる程度です。
3,4→利用者の車いすは両手でハンドグリップを抑えるのが基本です。よって誤りです。
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03
急勾配のスロープや坂を下りるときは、車椅子は後ろ向きにします。
介護者が車椅子を受け止めながら降りるようになるため、安全な移動が可能です。
1.定期的に行なうべきです。
2.空気圧を下げると、ブレーキは利きにくくなります。また、乗り心地が悪くなり、操作性も低下します。
3.4.リスク管理の観点から、適切な行動とは言えません。動作はひとつづつ確実に行なうべきです。
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