介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
コミュニケーション技術 問33

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問題

介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) コミュニケーション技術 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

バイステック(Biestek ,F.)の7原則を介護場面に適用したときの記述として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 「個別化」とは、利用者に具体的な指示を出すことである。
  • 「意図的な感情表出」とは、介護福祉職の感情表出を大切にすることである。
  • 「統制された情緒的関与」とは、利用者の感情をコントロールしてかかわることである。
  • 「受容」とは、利用者の同意を得ることである。
  • 「非審判的態度」とは、介護福祉職の価値観で評価せずに利用者にかかわることである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。
バイステックの7原則とは、次の7つです。
①個別化の原則
②意図的な感情表出の原則
③統制された情緒的関与の原則
④非審判的態度の原則
⑤自己決定の原則
⑥秘密保持の原則
⑦専門的援助関係の原則

各選択肢について説明します。
1→「個別化」とは利用者を個人として捉え、利用者の問題・状況に応じて個別的な対応を行うことです。

2→「意図的な感情表出」とは、援助者が利用者の考えや感情を自由にできるよう働きかけ、利用者の感情表出を大切にすることです。

3→「統制された情緒的関与」とは援助者自身の感情をコントロールして関わることです。

4→「受容」は「非審判的態度の原則」で触れられている内容です。利用者のあるがままを受け止めることです。

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02

正解は 5 です。

今回の問題は、介護士として常識的に考えれば知識がなくとも解ける問題です。

ただ、バイステックの7原則は、介護福祉士試験において頻出問題ですし、介護の仕事に携わっていく上で重要な考え方です。
この機会に以下の7つの言葉だけでもしっかりと覚えておきましょう。

1.個別化
2.意図的な感情表出
3.統制された情緒的関与
4.受容
5.非審判的態度
6.自己決定
7.秘密保持

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03

正解は 5 です。

バイステックの7原則は、対人援助に関わる人の行動規範をあらわしたものです。以下の7つがあります。

①個別化の原則
②意図的な感情表出の原則
③統制された情緒的関与の原則
④非審判的態度の原則
⑤自己決定の原則
⑥秘密保持の原則
⑦専門的援助関係の原則


内容を暗記していなくても、介護者としての考え方や、日本語の意味を考えれば解答することは可能でしょう。

1.「個別化」は、利用者ひとりひとりにあった支援を行なうということです。

2.「意図的な感情表出」は、利用者の感情表出を大事にすることです。

3.「統制された情緒的関与」は、介護者の感情をコントロールすることです。

4.「受容」は、利用者を受け入れることで、利用者の同意を得ることではありません。

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