介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
介護の基本 問32
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 介護の基本 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
Gさん(30歳、女性)は介護福祉職として介護老人福祉施設で働いてから1年が経過した。最近、夜勤で初めて利用者の看取りを行い、無力感を経験した。その後、気持ちの落ち込みがあり、仕事にも支障が出そうになった。
Gさんへの職場の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
Gさんへの職場の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 看取りのケアについてチームで話し合いをする。
- Gさんの好きなものをプレゼントする。
- 気持ちが楽になるように、親睦会を開く。
- 看取りの経験を忘れるように、しばらく夜勤を免除する。
- 仕事に支障が出そうになったので、長期休暇を取ってもらう。
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この過去問の解説 (3件)
01
2:好きなものをプレゼントして気を紛らわす方法は、一時しのぎにしかなりません。
介護の仕事に携わっていく以上、避けては通れない問題ですので、チーム全体で向き合っていくべきです。
3:親睦会とは「親近感を深めるための集まり」という意味を持っています。
チームで食事会をして今回の体験に対する思いを共有することはGさんへの対応として間違ってはいませんが、1の「看取りのケアについてチームで話し合いをする。」という最も適切な選択肢がありますし、『親睦会』というニュアンスはこの場には不適切です。
4:看取りの経験を忘れても、またいつか同じことを繰り返すことになってしまいます。
それよりGさんが今回の経験をうまく自分の中で消化できるような手助けをすることが望ましいです。
5:「仕事に支障が出そうになった」という理由で、勤務から外すことは、Gさんにとっても周りの人にとっても良い結果を生みません。
「仕事に支障が出ないようにするためにはどうしたらいいか」を考え、支えていくことが職場の責務であると言えます。
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02
看取りは介護福祉職として直面しなければならない問題です。今回はGさんでしたが、Gさん以外にもまだ看取りを経験していない職員がいれば、Gさんと同じような状況になることが考えられます。他の2~5の選択肢のようなその場限りの対応ではなく、チームで話し合っていくことが大切です。
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03
看取りに対する先輩の人の経験や意見、アドバイスを聞くことで、Gさんが気持ちを受け入れる助けになります。
また、今後同じような経験をした際の対応力を身につけることにつながります。
2.3.4.5.根本的な解決にはつながらず、また同じような状況が起きる可能性があります。
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