介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
コミュニケーション技術 問36
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) コミュニケーション技術 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
Hさん(80歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断されており、複数の話題や複雑な内容を理解することは困難である。いつも同じ話を繰り返している。
Hさんが同じ話を繰り返すときの介護福祉職のかかわり方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
Hさんが同じ話を繰り返すときの介護福祉職のかかわり方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 時間の流れに沿って、話すように伝える。
- 新しい話題を提供する。
- 話の内容に沿った会話をする。
- ゆっくり、はっきり話すように伝える。
- 途中で話を中断する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:アルツハイマー型認知症では、見当識障害によって、時系列が理解できなくなることがあります。その点を理解していれば、時間の流れに沿って話をさせるという対応を取ることはないでしょう。
2:コミュニケーションの方法としては、間違ってはいませんが、今回の場合、本人は初めて話しているつもりです。聞いている側も初めて聞くような対応を取るべきですので、新しい話題提供をする必要はありません。
4:構音障害が出ていて、自分の言いたいことをうまく伝えられずにもどかしい気持ちを抱いている人には、正しい誘導の仕方です。
ただしHさんがそのような症状があるという記載はないため、対応として正しいとは言えません。
5:本人の話したい時に好きなだけ話してもらうことが、コミュニケーションの基本です。仕事である以上どうしても他にやらなくてはならないこともあるでしょうが、極力本人が納得するまで話に付き合うようにしましょう。
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02
相手の話を受け止める姿勢が大切です。
他の選択肢、1,2,4,5のような態度は自分が受け入れられていないとHさんが感じ、怒りや不安を与えてしまいます。
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03
話の内容にそった受け答えをすることで、利用者は聞いてもらえていると安心することが出来ます。利用者との信頼関係を築く上で重要です。
1.認知症の人には難しい要求で、混乱させることになったり、自尊心を傷つけることにつながります。
2.5.本人が話したいことをさえぎる行為であり、適切とはいえません。
4.同じ話をする人への対応としては不適切です。
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