介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
生活支援技術 問47
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 生活支援技術 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
ボディメカニクスの基本原則に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 介護者の支持基底面積は、狭くとる方が身体は安定する。
- 介護者は体幹をねじらず、足先を移動の方向に向ける。
- 介護者は大きな筋群よりも、指先や腕の力を使う。
- 介護者は重心を、できるだけ高くする。
- 利用者の身体をベッド上で水平移動する場合は、背部が接する面積を広くする。
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この過去問の解説 (3件)
01
ボディメカニクスは、介護の仕事を長く続けるつもりがあるのならば絶対に取り入れるべき考え方です。
言葉で覚えるよりも、実際に体験した方がわかりやすいと思いますので、家族や同僚に協力してもらい、やってみると良いでしょう。
1:支持基底面積は、広く取った方が安定します。
足をしっかりと開き、膝を曲げて、腰を落とす姿勢が一番安定した姿勢です。
3:大きな筋群や、力学の考え方を使用します。
ボディメカニクスを最大限に利用すれば、指先や腕の力はあまり必要ないため、力のない女性でも安定した介助を行うことが可能です。
4:介護者の重心を出来るだけ低くした方が、介助者への負担も少なく、安定性が増します。
5:摩擦の力を減らすため、背部が接する面積を出来るだけ狭くします。
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02
ボディメカニクスの基本原則に「足先を移動の方向に向け、身体をねじらない」という項目があります。
1.支持基底面積は広いほうが安定します。
両足をそろえた状態よりも、足を開いたほうが安定することを思い浮かべればすぐに理解できるでしょう。
3.大きな筋群を使用するようにします。
大きな筋肉を使うと無理なく介護ができ、介護者の負担を軽減できます。
4.重心は低くしたほうが安定します。
5.狭くしたほうが摩擦が小さく、移動させやすいです。
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03
各選択肢については以下のとおりです。
1→支持基底面積は広くとります。
3→1でも触れましたが、支持基底面積を広くとります。指先に力を入れることは介護者の負担にもなりますが、介護される側にとっても痛いと感じます。またてこの原理を応用することも大切です。
4→重心は出来るだけ低くします。
5→介護される側の身体を小さくまとめるようにします。
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