介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
発達と老化の理解 問73
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 発達と老化の理解 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
脱水時の状態として、正しいものを1つ選びなさい。
- 徐脈(じょみゃく)
- 血圧の上昇
- 皮膚緊張の増加
- めまい
- 体重の増加
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この過去問の解説 (4件)
01
1:脱水では頻脈(心拍が非常に速くなること)が起こります。徐脈(心拍が非常に遅くなる)は間違いです。
2:脱水症の時は体液量の減少によって1回の心拍出量が減少し、血圧が低下します。
3:皮膚の緊張感が低下します。
皮膚を指でつまみ上げてから離して周辺の皮膚に戻るまでの時間が長くなります。
4:脱水症状としては、口渇・口唇の乾燥・尿量の減少・頭痛・全身倦怠感・食欲不振・めまい・嘔気・嘔吐などが症状が出ます。
5:水分が体から出て行ってしまうので体重は減少します。
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02
1×:脱水状態では、頻脈(心拍数が増加している状態)となります。徐脈とは、不整脈の一種で心拍数が異常に減少する状態のことです。
2×:脱水状態では、低血圧となります。
3×:脱水状態では、皮膚が戻るまでの時間が長くなります。すなわち、皮膚の張り(ツルゴールといいます)がなくなります。脱水時の判断に用いられます。
4○:脱水状態では、めまいや立ちくらみが起こります。
5×:脱水状態では、体重は減少します。
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03
各選択肢については以下のとおりです。
1→頻脈です。
2→低血圧です。
3→脱水状態になるとだらっとした状態になるので弛緩です。
5→下痢や嘔吐が起こるため体重は減少します。
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04
1:脱水状態になると、心拍数があがって「頻脈」になります。
「徐脈」とは逆に心拍数が下がることをいい、副交感神経や心機能などが原因で起こります。
2:脱水状態の時は血圧が低下します。
一度に心臓から送り出される血液量が低下するため、何とかその分をカバーしようと頻脈になるのです。
3:皮膚緊張は減少します。
皮膚緊張とは、肌の弾力のことです。健康な人は腕や手の甲の皮膚をつまむと一瞬~数秒で元に戻りますが、脱水状態が進んでいると、自然には戻りきらなかったり、数十秒かかったりすることがあります。
5:体中の水分量が低下している状態のため、体重は減少します。
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