介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
発達と老化の理解 問75
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 発達と老化の理解 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の肺炎(pneumonia)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 日本の高齢者(65歳以上)の死因順位(2011年(平成23年))で第一位である。
- インフルエンザ(influenza)に合併することはまれである。
- 初発症状は高熱である。
- 呼吸数は減少する。
- 誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の予防には口腔ケアが有効である。
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この過去問の解説 (4件)
01
1:死因順位(2011年(平成23年))で第四位です。
2:インフルエンザに合併します。
3:初発症状は咳・痰・発熱などが起こります。
4:呼吸数は増加します。
5:誤嚥性肺炎の予防は、口腔ケアをしっかり行い、口腔内に肺炎病原菌 防ぐことが重要です。
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02
1×:肺炎は、日本人の主な死因第4位です。肺炎で死亡する患者の約9割以上が65歳以上の高齢者となります。
2×:インフルエンザの合併症の中で最も多い病気が肺炎です。
3×:肺炎の初期症状は、風邪と良く似ています。発熱、悪寒、咳、痰などです。しかし、高齢者の場合は風邪の症状があまりみられない場合が多く、倦怠感といった程度の症状にすぎないことも少なくない。そのため、発見された時には重症化しているケースが多く、注意が必要です。
4×:高齢者の肺炎の初期サインとして、呼吸数が多いこと、脈拍が速いことであることがよくあります。
5○:誤嚥性肺炎の予防には、口腔ケアが大切です。特に睡眠時の誤嚥を防ぐためにも、歯磨きやうがいをしっかり行ない、口の中を清潔に保つようにします。
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03
口腔ケアが有効である理由は、夜間就寝時に口腔内の唾液や食べ物の残りかすが気道に落ちる可能性があり、それがもとで発症リスクが高くなるからです。
各選択肢は以下のとおりです。
1→死因順位は
1位 悪性新生物
2位 心疾患
3位 脳血管疾患
4位 肺炎
となっています。
2→インフルエンザがもととなり肺炎を併発するケースは多いです。
3→高齢者の場合は、発熱、咳、痰など肺炎に随伴する症状がないか、あっても軽微です。
4→呼吸数は増加し、呼吸困難を招きます。
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04
1:2011年度(平成23年度)の調査では第三位となっています
<第一位>がん(悪性新生物)
<第二位>心疾患
<第三位>肺炎
<第四位>脳血管疾患
<第五位>老衰
2:インフルエンザによってのどや気道に炎症が起こり、肺に細菌が入り込みやすい状況を作ってしまうため、肺炎を合併しやすくなっています。
3:高齢者の肺炎は、通常の肺炎症状である咳・痰・発熱といった症状が出にくいという特徴があります。
高齢者の肺炎は、約70%ほどが脱水症状で判明するため、普段と変わったところがないかをよく観察する必要があります。
4:肺炎では一度に取り込める酸素の量が減少します。体内で必要な酸素量は変わりませんから、その分呼吸数を増やすことでそれを補おうとします。
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