介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
障害の理解 問92
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 障害の理解 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)の人の関節保護の方法として、適切なものを1つ選びなさい。
- コップは片手で持つ。
- 荷物は指先で持つ。
- ドアの取っ手は丸いものを使う。
- 便器に補高便座をのせる。
- 就寝時には高い枕まくらを使う。
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この過去問の解説 (4件)
01
補高便座を使い洋式便座の座面を高くすることで、立ったり座ったりする際の膝への負担を和らげることができます。
1:片手よりも両手を使ったほうがコップの重みや掴む力を分散することができます。
2:指先で持つと指の関節に強い負担がかかってしまいますので、肘関節の部分にかけてもつか、負担がかかりにくいリュックサックなどに入れて持つようにします。
3:つかんでひねるという動作が指や手首の関節に負担をかけてしまうので、レバーを下げて開閉するタイプの取っ手の方が負担を軽減することができます。
5:高い枕は首や肩に負担をかけてしまいますので、低めの自分に合った高さの枕を使用するようにします。
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02
1×:1つの関節にかかる負担を小さくするため、片手で持てる物も両手で持つようにします。
2×:手指や手関節のに負担をかけず、大きな関節で力を受けることができるようにします。荷物は指先ではなく肩や腕に掛けて持つようにします。
3×:丸いドアノブは、取っ手を回す作業が困難であり、手指や手関節の負担につながります。ドアの取っ手をレバータイプに取り替えたりする工夫が必要となります。
4○:トイレの立ち座りの際に関節に負担がかかります。その為、便器に補高便座を乗せることで関節の負担が軽減できます。
5×:高い枕は頸椎に負担がかかるため、低い枕にします。特に仰向けで寝る時には、自分の姿勢と同じくらいの低い枕で寝ることが大切です。
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03
1:固く持つ動作になるので避けます。
2:指先に負担がかかってしまいます。
3:固くにぎる動作になるので避けます。
4:しゃがむ行為は膝関節に負担がかかるので補高便座を乗せる方がいいです。
5:仰向けに寝る時は、自分の姿勢と同じくらいの低い枕で寝ることが大切です。
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04
補高便座を使うことで、膝関節にかかる負担を軽くします。
各選択肢については以下のとおりです。
1→両手で持ちます。力を分散させることで、負担を軽くします。
2→関節保護のためにはその動作に有効でかつ最も大きい関節を使うこと、解剖学的にも機能的にも安定した関節を使うことが鉄則です。指先でもつのは不適切です。
3→取っ手が丸いとすべりやすいため、無理な力がかかります。よって不適切です。
5→高い枕は頚から肩への負担が増します。不適切です。
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