介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
障害の理解 問94
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 障害の理解 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
上肢リンパ浮腫のある人が日常生活で心がけることとして、適切なものを1つ選びなさい。
- 手袋をしないで庭の手入れをする。
- 体重の増加を防ぐ。
- 患側で血圧を測定する。
- サウナ浴を行う。
- きつめの肌着を着る。
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この過去問の解説 (4件)
01
上肢リンパ浮腫とは、リンパ液の流れが滞ることにより腕にむくみが生じる症状です。悪化すると皮膚からリンパ液が漏れだしたり、感染症を起こすことがあります。
1:基本的に庭の手入れは避けます。
どうしてもしなければならない場合は、手袋・帽子・長袖の服を身につけ、傷つけないように虫に刺されないように細心の注意を払います。
3:むくんでいる状態では正確に血圧を測定できないことがあります。
4:体温をあがるとむくみをより悪化させてしまうことがあるため避けます。
5:むくみに圧迫は大敵です。ゆったりとした締め付けのない肌着や服を着用するようにします。
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02
1×:患側上肢の外傷や感染は、浮腫発症の危険因子とされています。庭仕事をする際には、長袖を着用し、手袋・虫除けスプレー等を使用し、外傷を避けます。
2○:体重の増加は、浮腫発症の危険因子とされています。体重の増加により、皮下脂肪が体表のリンパ圧迫してリンパの流れが悪くなります。体重管理が大切です。
3×:血圧の測定や注射などの刺激は、リンパ管を破裂し、リンパ浮腫のきっかけとなる場合があります。反対側で行ないます。
4×:身体を温めること(熱いお風呂・サウナ・岩盤浴など)は、体内の水分循環量が増加し、リンパ浮腫発症の原因となります。
5×:上肢を局部的に締め付けるような下着、時計、輪ゴムなどは身につけないようにします。圧迫しないことが大切です。
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03
1:×
2:リンパ浮腫とは、リンパを輸送するシステムのトラブルにより、リンパをうまく血液中に戻すことができず、細胞と細胞の間にリンパがたまってしまった状態をいいます。その結果腕や足に腫れやむくみ(浮腫)が現れます。
【リンパ腫の予防の1つに体重の減量があります。体重の増加により皮下脂肪が体表のリンパ管を圧迫し、リンパの流れが悪くなります。予防方法として、熱いお風呂に入るなど過度に体を温めないこと。患側上肢に負担をかけないこと、また皮膚を傷つけないことなどがあります。】
3:腕の圧迫は避けなければいけません。
4:必要以上に体を温めてはいけません。
5:腕を圧迫するような肌着は避けなければいけません。
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04
各選択肢は以下のとおりです。
1→患肢の清潔、湿気を保ち、感染や外傷をさけなければなりません。
3→健側で測ります。
4→上肢リンパ浮腫のある方にサウナ浴は禁忌です。症状を悪化させたり、体力を奪う恐れがあります。
5→きつめの肌着は血行を悪くするため不適切です。
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