介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
こころとからだのしくみ 問101
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) こころとからだのしくみ 問101 (訂正依頼・報告はこちら)
誤嚥を防止している部位として、正しいものを1つ選びなさい。
- 甲状軟骨
- 口蓋垂
- 喉頭蓋
- 口蓋扁桃
- 食道
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この過去問の解説 (3件)
01
1:いわゆる「のどぼとけ」です。嚥下すると上下に動くため、嚥下状態の確認に用いられることはありますが、甲状軟骨自体が誤嚥を防止する役割はありません。
2:いわゆる「のどちんこ」です。嚥下の際に鼻に逆流することを防ぐ役割があるとされていますが、誤嚥を防止する役割はありません。
4:口蓋垂の少し奥にある左右の壁のような部分です。病原菌の侵入を防御する役割があります。
細菌やウイルスの侵入を防ぐという意味では結果的に誤嚥性肺炎を防ぐことにも繋がるとも考えられますが、水や食べ物などの誤嚥は防ぐことができないため不適切です。
5:食道は食べ物が通過する場所のことです。食道自体に誤嚥を防止する役割はありません。
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02
誤嚥は声帯をこえて食べ物などが気道に入ることです。喉頭蓋は嚥下時に気道をふさぐ役割を行います。
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03
1:喉頭部の軟骨のうち最大のもので,喉頭前壁の大部分を占める。その後面には声帯の前端が付着しているので,声帯筋の伸縮に応じて上下に移動する。体表からは,「のどぼとけ」といいます。
2:発音の補助、誤飲防止、不要な部位など諸説あります。2008年9月時点では、口腔から鼻腔への異物の侵入を防止する役目があるとする説があります。
3:食べ物が通る際には喉頭蓋というフタのようなもので気管の入り口が閉じられます。呼吸する際には気管に空気を通すためにこのフタは開いていますが、食べ物が通る際には肺へ落ちないようにフタをします
4:扁桃といえば,口峡(口腔から咽頭に入る狭い咽門)両側にあるアーモンド(扁桃)の形をした二つの肉塊,正確にはリンパ網様組織を指していうが,厳密にはこれは口蓋扁桃と呼ばれるものです。
5:誤嚥防止をする場所ではありません。
喉頭蓋が機能し気管への流入を防ぐ
喉頭蓋とは、 のどの奥にある蓋(ふた)の役目をする器官と、とらえていただくとわかりやすいとおもいます。(実際は、粘膜におおわれた、やわらかな軟骨組織から形成されています。)
食物を嚥下しようとするときには、ちょうど、気管にふたをするように動き、嚥下した内容物が食道に流れ込むようにと、本来とは逆の向きへと傾きます。
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