介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
こころとからだのしくみ 問107
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) こころとからだのしくみ 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
睡眠障害に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 入眠障害とは、眠りが浅く途中で何度も目が覚めることである。
- レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome)は、早朝覚醒の原因となる。
- 睡眠が不足すると、副交感神経が活発になる。
- 肥満は、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)の原因となる。
- 周期性四肢運動障害は、睡眠中に大声の寝言や激しい動作を伴う。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:何度も目が覚めるというのではなく、
「ベッドに入ってもなかなか寝つくことができない」というのが入眠障害です。
2:レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)は、夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気です。
3:睡眠不足が交感神経を活性化させます。
4:肥満は、睡眠時無呼吸症候群の1つです。
このほかに酒、タバコ、高血圧、糖尿病、高脂血症なども原因となります。
5:周期性四肢運動障害は、睡眠中に手や脚の筋肉に瞬間的にけいれんが起き眠りが中断されるという睡眠障害です。
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02
1:入眠障害とは寝つきが悪くなる状態を言います。
眠りが浅く途中で何度も目が覚めるのは「中途覚醒」です。
2:レストレスレッグス症候群が絶対に早朝覚醒の原因にならないというわけではありませんが、入眠障害や熟眠障害の方が出やすい傾向があります。
今回は他により適切な選択肢があるため、不適切という扱いになっています。
3:睡眠不足は交感神経を活発化させます。
逆に副交感神経が不活発になり、うつ状態や自律神経失調症などの症状が出やすくなります。
5:周期性四肢運動障害は、別名「睡眠時ミオクローヌス症候群」とも呼ばれています。手足の痙攣によって睡眠が中断される症状です。
ほとんどの人が一度は「崖から落ちる夢を見て足がびくっとなって目が覚める」というような落下系の夢を見て目が覚めた経験があると思います。これも周期性四肢運動障害の一つです。
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03
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上呼吸がとまる無呼吸の状態が1時間に5回以上または7時間の睡眠中に30回以上起こるものです。
各選択肢については以下のとおりです。
1→「入眠障害」はいわゆる寝つきが悪いという状態です。選択肢1の説明は「中途覚醒」です。
2→レストレスレッグス症候群は別名むずむず脚症候群といわれ、入眠障害・中途覚醒の原因になります。
3→副交感神経の働きは低下します。
5→周期性四肢運動障害とは、手脚の筋肉に瞬間的にけいれんがおこり眠りが中断されるというものです。睡眠中に大声の寝言や激しい動作を伴うのは、レム睡眠行動障害です。
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