介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
総合問題 問116

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問題

介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 総合問題 問116 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
Kさん(46歳、男性)は、1年前、事故が原因で全盲となった。失明当時は、自宅にひきこもってしまい、妻と離婚し、仕事も辞めてしまった。
その後、なんとか元の自分の生活を取り戻したいと思って、総合リハビリテーションセンターを利用し始めたが、初めは、受傷による心理的な影響が大きく、積極的に訓練に参加することができなかった。

Kさんとのコミュニケーションを図るためのセンターの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 話したり、手で触れたりしてコミュニケーションを図る。
  • 読話を用いてコミュニケーションを図る。
  • 点字を用いてコミュニケーションを図る。
  • Kさんの話をうなずきながら聞く。
  • 「あれ」、「これ」という指示代名詞を用いてコミュニケーションを図る。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

他の選択肢については以下のとおりです。
2→読話とは、相手の口の動きを見て何を言っているのかを理解する方法です。聴覚障害者の人が使うものです。そのため、不適切です。

3→Kさんは、中途失明でしかも総合リハビリテーションセンターを利用し始めたところです。点字を理解できるとは考えにくいため、不適切です。

4→うなずきは声に出さないため、視覚障害のKさんにとってはわかりません。

5→具体的なものを言わないとKさんはわかりません。

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02

正解は 1 です。

2:読話とは口の動きから言葉を読み取る方法です。
全盲のKさんには不向きです。

3:障害があるのは視覚だけなので、コミュニケーションは会話で行うほうがスムーズです。

4:うなづいても全盲のKさんには伝わりません。
「なるほど」「そうなんですね」などと言葉で相槌を打つようにします。

5:全盲の相手には指示代名詞の指しているものが伝わりにくいため、具体的な名称などを用いてコミュニケーションを図ります。

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03

◇正解は 1です。

1:話したり、手で触れたりしてコミュニケーションをとるのがベストです。

2:読話とは相手の口の動きを見て、話の内容を理解することですのでkさんは視覚障害をもっているので適当ではありません。

3:点字でもコミュニケーションは可能ですが、kさんは会話できる状態ですので適当ではありません。

4:視覚障害ですので、うなづいてもコミュニケーションは成立しません。

5:「あれ」、「これ」という表現よりも具体的な表現を用います。

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