介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
人間関係とコミュニケーション 問4
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問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 人間関係とコミュニケーション 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
Bさんは、パーキンソン病(Parkinson disease)で、要介護3である。車いすを使用しているが、自分では移動できない。声が小さく、聞き取りにくい。難聴はない。食堂にいたBさんが、10mほど離れた窓の方向を指さして何か言ったが、少し離れた場所にいた介護福祉職には聞こえなかった。そのときの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- Bさんのそばに行き、何も言わずにBさんの口元に耳を近づける。
- Bさんのそばに行き、もう一度話すように依頼する。
- その場所からBさんに、大きな声で話すように促す。
- その場所からBさんに、聞こえないと伝える。
- Bさんを窓のところに案内する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.聞きなおすことは失礼にはあたりません。適切な判断と言えます。
1.4.大きな声が出ないBさんの尊厳を傷つける行為であり、適切ではありません。
3.大きな声が出せないBさんに行なうべき行為ではありません。
5.勝手な判断をせず、Bさんが何を訴えたかったのか確認するべきです。
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02
パーキンソン病の特徴の一つに、「小声」があります。小さな声でぼそぼそと話すことが特徴です。本人は、相手に聞こえていないことに気づいていないことも多いです。Bさんのそばへいき、もう一度話してもらうように依頼し、言っている内容をしっかりと把握することが適切です。
1.何も言わずに口元に耳を近づけるのは適切ではありません。こちらの依頼(この場合は「もう一度言ってほしい」)を伝えましょう。
3.パーキンソン病の特徴である小声のため、大きな声を出すことは難しいです。相手の病態を把握し適切な声掛けをしましょう。
4.その場所から伝えても、大きな声を出すことが難しいBさんにとっては伝える術がありません。
5.Bさんの言った内容も理解できていないまま行動に移すのは不適切です。まずは理解しようとしましょう。
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03
難聴ではないので少し離れた場所からの声は聞こえますが、パーキンソン病による言語障害があるため、はっきりと話すことが出来ません。
一番適切な対応は、相手のそばに行き何を話していたのかもう一度言ってもらえるよう依頼し、相手の声がより聞き取りやすいように少し口元に耳を傾けるです。
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