介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
生活支援技術 問51

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問題

介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 生活支援技術 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

下肢筋力が低下して介護を必要とする人に適した浴室改修に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 浴室の入口は引き戸にする。
  • 縦に長く浅めの洋式の浴槽にする。
  • 浴槽の縁(エプロン部分)は厚みを20cmにする。
  • 床から浴槽の縁までの高さは20cmにする。
  • 浴室と脱衣室の段差は10cmにする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

入口を引き戸にすることで間口を広く取ることができ、介護者のスペースを確保することが出来ます。

2.洋式は寝た姿勢で入浴するタイプの浴槽であり、身体が浮いてしまうことがあります。
また、滑りやすく、立ち上がりにくいため、下肢筋力が低下している高齢者には向きません。
和洋折衷式を選ぶのが基本です。

3.10cm以下が基本です。20cmでは、またぐのが大変です。

4.床から浴槽の縁までの高さは、40cm程度がもっとも良いとされています。
20cmでは、大きく身体をかがめる必要があり、バランスを崩す可能性が高いです。

5.段差はない方が良いです。通常5mm以下になるようにします。

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02

今回の設問は、「介護を必要とする人に適した浴室改修」となっていますが、介護保険の住宅改修は介護保険対象となる箇所がありますので確認が必要です。

まずは、浴室の入り口は引き戸にするのが良いです。
開き戸ではなく引き戸にしておくと、車いすを使用したり、介助者のスペースを作ることが可能になるので、浴室内で介助することができます。

浴槽の縁の高さは、高齢者のまたぎ動作を考えると、35~40cm程度が適していると言われています。
また、浴槽の縁の厚みは10cm以下が良いとされています。
浴室と脱衣所の段差を無くし、なるべくフラットにすると移動がしやすくなります。

以上により、選択肢1が正解となります。

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03

最も適切なものは1です。介助者のスペースが確保できるからです。

他の選択肢については以下のとおりです。

2.洋式浴槽は手足を伸ばせるという利点がありますが、すべりやすく、立ち上がりにくいという欠点があります。適切とはいいがたいです。

3.20cmではなく、10cm以下です。

4.20cmではなく、40cm程度です。

5.段差はないほうがいいです。10cmだと段差があると言えます。

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