介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
発達と老化の理解 問75

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問題

介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 発達と老化の理解 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

変形性膝関節症(knee osteoarthritis)と診断された高齢者への介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 膝を冷やす。
  • 正座をする。
  • 杖を使う。
  • 体重を増やす。
  • 階段の昇り降りの運動をする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

変形性膝関節症とは、関節軟骨の老化や肥満、骨折などの外傷などから、膝関節の変形・痛みといった症状がみられる病気です。

1(×)変形性膝関節症では、膝を冷やさずに温め、血行を良くすることが効果的です。

2、5(×)正座の姿勢や、階段の上り下りは膝に大きな負担をかけてしまうので逆効果です。

3(○)状態に合わせた杖や補装具の使用は適切です。

4(×)体重の増加は、変形性膝関節症の原因にもなるものです。

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02

変形性膝関節症は膝の関節の軟骨が磨り減り、骨と骨とがぶつかり合うことで関節の変形や痛みが発生する病気です。
膝への負担を軽減することが大事であり、3の杖を使うが正解となります。

1.炎症がひどく患部に熱がある場合には冷やすこともありますが、通常は行ないません。
日常では痛みを軽減する為に患部を温めるようにします。

2.絶対にやってはいけない危険行為です。

4.膝への負担を減らすため、肥満の人には体重を減らすように助言します。

5.階段昇降は膝への負担が大きい行為です。出来るだけ行なわないようにします。

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03

変形性膝関節症は動作時に痛みが生じます。進行すると可動域にも制限が出てきます。

関節が腫れると、さらに痛みが生じ、膝の屈曲や正座も困難になります。体重の増加は膝への負担を増やす要因になります。特に女性に多く見られる疾患です。
痛みがあるときは階段昇降などはせず、安静にするのも1つの方法です。

以上により、この設問で一番適切なものは、選択肢3の「杖を使う」です。

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