介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
認知症の理解 問82
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問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 認知症の理解 問82 (訂正依頼・報告はこちら)
外科的手術で治療が可能な認知症(dementia)として、正しいものを1つ選びなさい。
- 血管性認知症(vascular dementia)
- クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)
- 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)
- レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)
- 慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)
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この過去問の解説 (3件)
01
2.誤り。治療法がほとんどありません。致死的な病となっています。不随意運動(けいれん)を抑える薬などが処方されます。
3.誤り。ピック病と呼ばれることもあります。性格の変化と行動が何となく変だと言う(行動異常)事で気が付く人もいると思います。
行動異常は反社会行為にまで及ぶことがあり、このような場合、対応を専門職に委ねる必要があります。
生活リズムを変えずに、医師と相談して薬を処方してもらったり、入院も視野に入れながら対応方法を検討していきます。
4.誤り。明確な治療法はありませんが、症状を抑える薬も少しずつ出てきています。主治医と相談しながら処方していくことが必要です。
5.正しい。転倒などが原因で起こります。直後は異常がみられなくても、1か月ほどしてから頭痛や吐き気などの症状が強くなります。このようなときは、受診する必要があります。医師は、CTにより診断を下し、手術を施行します。予後は比較的良好なことが多いです。
以上により、選択肢5が正解となります。
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02
1~4は認知症の一種であり、いずれも完治ができない進行性の病気になります。
5は頭部外傷などで起こりやすく、脳を圧迫する血腫を取り除くことで症状の改善が見込めます。
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03
慢性硬膜下血腫は、頭を軽くぶつけた後しばらく経ってから、脳の表面に血液が溜まり血腫ができる病気です。
血腫が原因で認知症の症状など、軽度の意識障害がみられることがあります。また、身体的な疾患に伴う認知症のひとつで、外科的手術での治療が可能な病気です。
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