介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
障害の理解 問92
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問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 障害の理解 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
嚥下障害を引き起こす難病として、適切なものを1つ選びなさい。
- 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)
- 悪性関節リウマチ(malignant rheumatoid arthritis)
- 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)
- クローン病(Crohn disease)
- 広範脊柱管狭窄症(extended spinal stenosis)
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この過去問の解説 (3件)
01
ALSは運動神経の病気であり、全身の筋肉が徐々に使えなくなる病気です。
喉の筋肉の働きが悪くなることで、嚥下障害を引き起こします。
1.潰瘍性大腸炎は消化器の病気であり、嚥下機能には関係ありません。
2.関節リウマチの合併症には、血管炎や内臓不全があります。嚥下は問題ありません。
4.クローン病は消化管に潰瘍が出来る病気であり、嚥下障害は起こりません。
5.脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで症状が出る病気です。
首や腰に発症することが多く、手足の痺れや麻痺が主な症状です。
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02
2.誤り。悪性関節リウマチは、関節リウマチに加え血管炎・内臓障害を併発します。
3.正しい。ALSは原因がハッキリわかっていません。全身の筋力低下・呼吸障害が進行すると人工呼吸器や気管切開をします。
4.誤り。クローン病は腹痛・下痢・下血を伴う消化管の炎症です。
5.誤り。病名の通り、広範囲の脊柱管が狭くなり、手の痺れ・歩行障害が起こります。
よって、選択肢3が正解となります。
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03
嚥下障害は、食べ物を噛み飲み込むまでの動作の中での障害。うまく飲み込めなかったり、ムセるなどといったものなどがあります。
嚥下障害が起こる原因は色々とありますが、神経や筋肉といった機能障害からも起こります。"筋萎縮性側索硬化症"は、運動神経が侵される神経系の疾患。脳から筋肉への神経に影響があるため、歩くこと・物を持つこと・飲み込むことといった動作に障害がみられるようになります。
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