介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
認知症の理解 問79
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 認知症の理解 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
軽度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)に認められる症状や日常生活上の障害として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
- 小刻み歩行
- 嚥下障害
- 尿失禁
- 炊事の自立困難
- 入浴の自立困難
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この過去問の解説 (3件)
01
アルツハイマー型認知症では、記憶障害、見当識障害の他に判断力の低下がみられます。
判断力が低下すると、料理をする際にどんな食材を使ったら良いかや調味料をどのくらい入れたら良いかなどの判断が出来なくなり、さらに手順がわからなくなり料理すること自体が出来なくなります。
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02
炊事は手順が複雑で、火加減や味付けなどその場での判断も要求されるため、初期の認知症に気づくきっかけとなりやすいもののひとつです。
1 小刻み歩行はパーキンソン病やパーキンソン症候群の特徴的な症状です。認知症が進行し、運動機能にも障害が現れると見られる場合もあります。
2 嚥下機能は人間にとって原始的な機能であり、認知症によって嚥下機能にも障害が現れるのは症状がかなり進行してからです。
3 尿意・便意を感じないことは、認知症でも起こりますが、初期では見られないことが多いです。
5 入浴は手順がそこまで複雑ではなく、また初期の認知症では身体の運動機能はまだ保たれているため、可能である場合が多いと考えられます。
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03
難しい段取りが要求される炊事は、認知症により障害されやすい作業です。
1.2.3.認知症が重症化することで見られる症状です。
5.軽度の認知症では運動機能は保たれるため、入浴は可能なことが多いです。
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