介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
総合問題 問120

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問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 総合問題 問120 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問いに答えなさい。

〔事例〕
Lさん(25歳、男性、障害支援区分5)は、大学2年生の時、交通事故が原因で頸髄損傷(cervical cord injury)となった。現在は毎日、居宅介護を利用しながら、母親と生活している。
Lさんは四肢麻痺のため自分で体を動かすことができずに、多くの時間をベッドで過ごしている。リクライニング式車いすに移乗するときは、移乗リフトを使用している。Lさんは、母親の腰痛が悪化していることを知っているので、母親に介助を頼むことを遠慮している。そのため、介護福祉職が来たときに、リクライニング式車いすに乗せてもらっている。Lさんは車いすで座位になると、たびたび起立性低血圧で気分が悪くなる。
日中はマウススティックを使用して、パソコンで友人とメールのやり取りを楽しんでいる。最近はパソコン教室に週1回は通いたいと考えて、「長時間の外出時の移動の介護をお願いしたいがどうしたらよいか」と介護福祉職に相談した。

Lさんがリクライニング式車いすで起立性低血圧を起こしたときの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 背もたれを倒す。
  • 頭部を冷やす。
  • 体温を測る。
  • 衣服を調節する。
  • ベッドへ移乗する。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も適切なのは1です。

ベッドで過ごすことの多いLさんが、急に座位になることで低血圧を起こしている可能性が高いです。背もたれを倒し、脳に血液を循環させることが大切です。

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02

正解は1です。

起立性低血圧は脳の血流量が減り、意識障害を起こしている状態です。すぐにリクライニングを倒し、脳に血流が行くようにするのが適切な対応です。

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03

正解は1です。
すぐにリクライニングを倒して脳に血液を循環させましょう。
ベッドへ移乗するよりもリクライニングを倒す方が早く対応できます。

参考になった数18