介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
介護過程 問66
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問題
介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 介護過程 問66 (訂正依頼・報告はこちら)
Eさんは認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。廊下を頻繁に歩き、他の利用者の部屋に入ってはトラブルになりかけている。介護福祉職が声をかけると、「私には行くところがある」と怒鳴る。
Eさんのアセスメント(assessment)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
Eさんのアセスメント(assessment)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 怒鳴られた介護福祉職の気持ちを情報として活用する。
- 「廊下を頻繁に歩かないこと」を生活課題に設定する。
- 他の利用者とトラブルになりかけている情報は不要と判断する。
- 「私には行くところがある」という言葉を解釈する。
- 言動から短気な性格だと考えて分析する。
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この過去問の解説 (3件)
01
Eさんの言動を解決するためには、本人がその言動を行なう理由を把握しなければなりません。「私には行くところがある」という言葉から解釈していくのが適切な判断です。
1.介護福祉職の感情を記録する必要はありません。
2.廊下を歩くこと自体は悪いことではありません。生活課題の設定としては不適切です。
3.必要な情報です。
5.怒鳴る行為には本人なりの理由があります。安易に短気な性格と判断するのは不適切です。
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02
1.介護士の感情は不要です。
2.他利用者とトラブルになり、集団生活を送れない事が生活課題です。
3.生活トラブルは記載します。
5.これだけで、性格の評価はできないと思われます。
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03
アセスメントは事実から、介護福祉の専門職としての知識を活かし、解釈や分析をするものです。よって、4が適切です。
他の選択肢としては以下のとおりです。
1.介護記録に介護福祉職の感情は不要です。
2.「廊下を頻繁に歩くこと」が問題なのではなく、その際「他の利用者の部屋に入ってはトラブルになりかけていること」が問題です。生活課題としては不適切です。
3.事実なので必要な情報です。
5.このことだけで分析を加えてはいけません。情報を集めたうえで、考えていくべきです。
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