介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
認知症の理解 問77
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問題
介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 認知症の理解 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症(dementia)の人への基本的な関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- いすから立ち上がろうとする人に、「座っていてください」と言う。
- トイレで排泄(はいせつ)したいと言う人に、「今のおむつは機能が良いので、おむつの中にしてもすっきりします」と言う。
- 息子の居場所を心配する人に、「息子さんは会社で働いていますから、安心してください」と言う。
- 家に帰りたいと言う人に、「施設で楽しく過ごしましょう」と言う。
- 自分は何もわからなくなってしまったと悲しむ人に、「認知症(dementia)になった人は、皆さん同じです」と言う。
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この過去問の解説 (4件)
01
息子さんがいないことが不安なようなので、理由がわかると安心できる言葉掛けが大切です。同じことを言われたら統一するのもおススメです。
1,立たれる際は理由があるのかもしれませんので、制止するのではなく、まず理由を尋ねるのがよいです。
2,自分の今ある能力を最大限に発揮することが大切なことなのでトイレに行きたい気持ちを大切にしてください。
4,なぜ家に帰りたいのか、不安なことなどを尋ね、一緒に考えることが安心につながります。
5,不安を一緒に聞き、気持ちに寄り添うことが大切です。
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02
1.まず、理由を聞きましょう。それから理由に応じて対応方法を考えます。
2.利用者のやりたい事を叶える為の介護です。
4.まず、理由を聞きます。それから安心できる環境作りに取り組みます。
5.何の解決にもなっていません。
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03
不安感や不穏を感じるような声がけでなく
安心感を感じることができる「息子さんの居場所=会社に行っている事」を伝えます。
1 命令口調や指示をするようなコミュニケーションは避けてください。
2 残像機能の維持の否定や意思の否定にあたります。
4 帰宅願望を受容しつつ、散歩や家事、お茶など、話を聞きながらの対応にて気持ちを和げることに努めましょう。
5 より不安感を煽り、認知症の症状が悪化してしまう恐れがあります。
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04
息子さんの居場所を心配している状況のため、設問のような安心できる声かけを行なうのが適切です。
1.行動を注意するのではなく、なぜ立ちあがろうとしたのかを確認するべきです。
2.トイレで排泄したいと言う本人の希望を無視した行為であり、不適切です。
4.家に帰りたいという気持ちを受容してあげるべきです。
5.本人の気持ちを無視した無神経な対応で不適切です。
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