介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
認知症の理解 問78
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問題
介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 認知症の理解 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
初期のアルツハイマー型認知症(dementiaof the Alzheimer’s type)における認知機能障害の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
- 時間に関する見当識障害は認められない。
- エピソード記憶が障害される。
- 手続き記憶が障害される。
- 記憶障害の進行は急速に進む。
- 若い頃のことを忘れてしまう。
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この過去問の解説 (4件)
01
アルツハイマー型認知症ではエピソード記憶が障害されやすいです。エピソード記憶は個人が経験した出来事に関する記憶のことです。
1.時間の見当識障害は初期から見られます。
3.手続き記憶は比較的維持されます。手続き記憶は長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウなどのことを言います。
4.記憶障害は徐々に進行していきます。
5.昔の記憶よりも新しい記憶を忘れやすくなります。
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02
正確には短期記憶が障害されます。(食事した事を忘れるなど)
エピソード記憶には個人の思い出も含まれるので、完全に不正解ではありません。
1.時間の見当識(日付など)は早期から障害されます。場所は比較的に保たれます。
3.手続き記憶は体で覚えた記憶(手順)なので、忘れにくいです。
4.緩徐に進んでいきますが、意味記憶(新しい事)の障害は急速です。
5.思い出は残る事が多いです。
問題自体が良問とは言いがたいです。
アルツハイマー型認知症の特徴を抑える程度に考えた方がよい問題です。
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03
エピソード記憶(今まで体験した記憶は)は、比較的長い間障害されることはありません。
1,時間の見当識障害は(自分が置かれている今の時間や場所)早い段階から障害されます。
3,手続き記憶は、(いろんなものの方法)昔習得したものであればあるほど覚えていることが多いです。
4,記憶障害は、今の記憶からゆっくり進行していきます。
5,若い頃の記憶より今の記憶の方が初期段階では忘れやすいです。
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04
外へ出かけたことや食事をしたことなど、少し前の出来事を忘れて体験自体の記憶がありません。
1 時間の見当識障害(時や季節、場所など)も見られます。
3 早期の症状では、手続き記憶は保たれている傾向です。
4 急速に進むことなく、比較的緩やかな傾向です。
比較的直近の記憶から失われていきます。
5 若いころ(過去)の記憶は残っている事が多いです。
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